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名鉄EIエンジニア、東海エレクトロニクスと共同で

OKI、カメラとAIエッジコンピューターで交通量などのデータを常時計測する「交通量観測システム」を三重県へ納入

2021年04月26日 18時20分更新

 OKIは4月26日、名鉄EIエンジニア、東海エレクトロニクスと共同で、同社の映像AIソリューション「AISION 車両センシングシステム」によりAIを用いて道路交通状況を屋外でリアルタイムに計測する「交通量観測システム」を三重県へ納入したことを発表した。

 AISION車両センシングシステムは主装置である「AE2100」により、現場でディープラーニング画像解析を行ない、リアルタイムな車両センシングを実現するソリューション。

 本システムは、道路に設置したカメラとAIエッジコンピューターによって交通量などのデータを常時計測するもの。また、モバイル回線によって計測データをクラウド上の集計システムへ送信でき、人手を介することなく、リアルタイムで各主要道路の交通状況を把握できる。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、三重県内の道路交通状況は、公共交通機関の利用回避による平日の交通量の増加、土日休日の特に観光地での減少など、大きな変化が起きている。

 同県は、コロナ禍において県民が安心して外出する際の参考となる交通量の推移などの情報提供が必要と判断し、同社の映像AIソリューションであるAISION車両センシングシステムを用いた交通量観測システムの導入を決定した。

 なお、同県は3月より本システムの一部運用を開始しており、4月末日までに県内の主要道路10ヵ所への設置、運用を開始するとしている。

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