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ThinkPad X1 Carbon (Gen9) 実機レビュー = Tiger Lakeに5Gモデム、画面も広くなって最強だ! - 週刊アスキー

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ASCII Power Review

第124回

ついに第11世代コア搭載でフルモデルチェンジです

ThinkPad X1 Carbon (Gen9) 実機レビュー = Tiger Lakeに5Gモデム、画面も広くなって最強だ!

 「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」のキーボードは、キーピッチが19.05mm、キーストロークが1.5mmとなっている。キーストロークは前モデルより浅くなっているが、打鍵感は良好で、打鍵音も低めに抑えられている。モバイルノートPCに搭載されているキーボードとしてフィーリング自体は上質だ。

 ただし一部キーの幅が狭められている点に注意。フットプリントが前モデルの323×217mmから314.5×221.6mmに変更され、本体幅が8.5mm狭くなっており、またキーボード左右にステレオスピーカーが配置されているため、「-」「@」「:」キーから右側のキーが狭められている。

 筆者はこれらのキーを多用しないので問題ないが、記号キーをひんぱんに入力する方は慣れるのに多少時間がかかるかもしれない。

キーピッチは縦、横ともに19.05mm

キーストロークは1.5mm

「-」「@」「:」キーから右のキーが狭められている

キーボードバックライトは明るさを2段階で調節可能

タッチパッドの面積は実測110×57mm

 試用機には指紋認証センサー一体型電源ボタンとIRカメラがダブルで搭載されており、シチュエーションに応じて使い分けられるのが便利だった。特に指紋認証センサー一体型電源ボタンは電源オフからでもワンプッシュでWindows 10にログインできる仕様。二度押しする必要がないのが実に快適なのである。

 また、ユーザーの動きを検知して、OSのロック、ロック解除を自動的に行なう「Human Presence Detection」も一度使ったら手放せない装備だ。ただし、ロックまでの時間を一番速く設定していても、席を離れて画面が暗くなるまでに約13秒、画面が消えてOSがロックされるまでに約18秒かかった。ロックまでの時間は「速く」「普通」「遅く」の3段階ではなく、自分で秒数を設定できるようにしてほしい。

指紋認証センサー一体型電源ボタンは、電源オフからでもワンプッシュでWindows 10にログインできる

「Human Presence Detection」による画面ロックまでの時間は「速く」、「普通」、「遅く」の3段階で設定する

Webカメラにはレンズを物理的にふさぐプライバシーシャッターが装備

Windows 10の「カメラ」アプリでHDRを有効にして撮影。解像感は720pなりだが、室内灯下でも自然な色で撮影できる

 試用機に搭載されていた14型WUXGAディスプレーの色域を計測したところ、sRGBカバー率は99.4%という値が出た。スペックどおりモバイルノートPCとして平均以上の色域を備えている。

 そしてディスプレーの画質より驚かされたのがスピーカーの音質。本製品には「Dolby Atmosスピーカー」が採用されているが、技術云々よりもキーボード左右の特等席と底面にスピーカーが内蔵されており、伸びやかなサウンドを聞かせてくれた。欲を言えばもう少し低音の迫力がほしいが、ミュージックビデオや映画などを十分楽しめるサウンドクオリティーだ。

今回の貸出機には14型WUXGA(1920×1200ドット、100%sRGB、400cd/平方m)ディスプレーが搭載されていた

実測したsRGBカバー率は99.4%。スペックどおりの色域を確認できた

キーボード左右に広く開口部を設けて、「Dolby Atmosスピーカー」を内蔵。音楽をじっくり堪能できるクオリティーのスピーカーだ

ベンチマークテストの結果は
Core i5-1145G7搭載機として順当なスコア

 最後にパフォーマンスをチェックしよう。今回の貸出機の主要スペックは、Core i5-1145G7/メモリー8GB/ストレージ256GB(PCIe Gen3)/ WUXGA(1920×1200ドット)ディスプレーだ。

 まずCPUだが、「CINEBENCH R23.200」のCPU(Multi Core)は5224 pts、「CINEBENCH R20.060」のCPUは2052 pts、「CINEBENCH R15.0」のCPUは841 cbとなった。「Core i7-1160G」を搭載する「ThinkPad X1 Nano」がR23で5551 pts、R20で2149 pts、R15で853 cbだったので、R23で比較すると約94%のCPU性能を発揮したことになる。

 「3DMark」はTime Spyで1518、Fire Strikeで4123、Wild Lifeで10427を記録。同じくThinkPad X1 NanoがTime Spyで1400、Fire Strikeで3835、Wild Lifeで9727だったので、3Dグラフィックス性能は上回っている。

 「CrystalDiskMark 8.0.1」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3261.12MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は2284.29MB/sとなった。今回の貸出機のSSDはPCIe Gen3だったので、PCIe Gen4搭載機をぜひ試したかったところだ。

 バッテリー駆動時間は「BBench」でディスプレー輝度40%、バッテリー残量5%までという条件で6時間2分8秒動作した。やはりバッテリー駆動時間を重視するなら、今回のように消費電力の低いWUXGA(1920×1200ドット)ディスプレーを選びたいところだ。

「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は5224 pts、CPU(Single Core)は1415 pts、R20のCPUは2052 pts、CPU(Single Core)は544 pts、R15.0のOpenGLは95.49 fps、CPUは841 cb、CPU(Single Core)は211 cb、

「3DMark」のTime Spyは1518、Fire Strikeは4123、Wild Lifeは10427、「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC、フルスクリーンモード)のスコアは6150(とても快適)

「CrystalDiskMark 8.0.1」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3261.12MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は2284.29MB/s

「CINEBENCH R23.200」実行中の最大クロック周波数は3853.8MHz、最高温度は94℃。いったんクロック周波数が低下したあとの、ベンチマーク実行中の平均クロック周波数は3201MHz(室温23.2℃で測定)

「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」実行中のキーボード面の最大温度は59.6℃(室温23.7℃で測定)、底面の最大温度は56℃、ACアダプターの最大温度は41.6℃

クラムシェルスタイルのノートPCとして最高品質の一台だ

 今回はCore i5-1145G7、PCI Gen3 SSD搭載機ということで突出したパフォーマンスを確認することはできなかったが、ThinkPadならではの上質なハードウェア……特にキーボードのフィーリングについては非常に満足感が高かった。

 とにかく触れていて気持ちよく、操作感にストレスはない。インテルEvoプラットフォーム認証をとっており、高速起動、長時間駆動、高速充電においても折り紙付きな「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」は、クラムシェルスタイルのノートPCとして最高品質の一台だ。

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