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デジタルコンテンツが豊作だった2020年

第26回AMDアワード、大賞は「劇場版 鬼滅の刃」に。景井ひな、半沢、あつもりも受賞

2021年04月22日 20時00分更新

優秀賞10作品にも話題作が盛り沢山
デジタルコンテンツが豊作だった2020年

 年間コンテンツ賞/優秀賞 AMD Awardには、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」「日曜劇場『半沢直樹』」「あつまれ どうぶつの森」の3作品と合わせて、7作品、合計10作品が選出された。以下に、作品名と制作・関連会社、選考委員会による選評を掲載する。

制作・関連会社:Evolving G
「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」

18mの実物大ガンダムを動かすことを実現したことで、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」が受賞

「18mの実物大ガンダムを動かす」ことを本当に実現した夢のプロジェクト。世界から募った多くのアイデアや技術を集約し、2020年12月、一般公開を開始した。かかわった専門家は構造や制御、法的規制など幅広く、物理計算でガンダムの動きを作るソフトを無償公開するなど、その幅広いすそ野を活かした活動も高く評価。

制作・関連会社:Meets
劇団ノーミーツ

コロナ禍で打撃を受けた演劇で、新しいエンターテインメントによる表現と体験を、世に送りだしたと評価された劇団ノーミーツ

演劇、映画、広告、イベント業界の若手クリエイターが結集して、2020年4月に結成。発足から2ヶ月足らずで長編リモート演劇『門外不出モラトリアム』を上演し、第二弾『むこうのくに』第三弾『それでも笑えれば』と合わせた3公演で、有料チケット制にもかかわらず累計1万4000人以上を動員。コロナ禍で打撃を受けた演劇で、新しいエンターテインメントによる表現と体験を、世に送りだしたことを評価。

制作・関連会社:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
小惑星探査機「はやぶさ 2」

小惑星リュウグウのサンプルを採集したことで大きなニュースとなった小惑星探査機「はやぶさ 2」

「はやぶさ 2」は、有機物や水の存在が期待される小惑星を探査して生命誕生の謎を解明するために開発。2019年2月と7月、小惑星リュウグウのサンプルを採集、2020年12月に採集容器を収めたカプセルを回収し、その成功劇は感動を与えた。着陸精度60センチの実現などの世界初を達成するなど、その素晴らしい技術力とチーム力を称える。

制作・関連会社:Zoom Video Communications, Inc.
Zoom

テレワークにおけるビデオ会議のツールとして、一気に代表格となったZoom

コロナ禍でテレワーク需要が高まる中、ニーズに応える機能、使いやすさ、品質、安定性を兼ね備え、ウェブ会議ツールの代表格に。ビジネスシーンだけではなく、教育現場やプライベートでの活用も進んだ。Zoomのミーティング参加者数は、全世界で1日あたり3億人に上っており(2020年4月時点)、ますますの進化にも期待が寄せられている。

制作・関連会社:大塚製薬/電通
ポカリ NEO 合唱 2020

コロナ禍の影響で、当初よりコンセプトを変更しつつ、先駆的な作品に仕上げたことが評価された「ポカリ NEO 合唱 2020」。表彰は我らがアスキー プロデューサーの宮野 友彦が担当

当初は約500人の中高生が一堂に集まって歌う「NEO 合唱」という企画だったが、コロナの影響により98名の学生たちがそれぞれ歌唱シーンを自撮りする企画に変更。監督を中心に制作した自撮りのための教則ビデオを学生たちに送り、それを手本に学生たちが撮影。その映像を1本に編集して見事CMを完成させ、リモート撮影における先駆的な映像作品になったことを高く評価。

制作・関連会社:ソニー・ミュージックエンタテインメント
YOASOBI

デビュー曲「夜に駆ける」で音楽業界に革命を起こしたYOASOBIがビデオメッセージで受賞コメントを披露

小説を音楽にするためのユニットが音楽業界に革命を起こした。デビュー曲「夜に駆ける」は小説の世界観を、透明感あふれるボーカルとキャッチーで耳に残るメロディー、そして繊細なアニメーションでたちまち若者の心をつかんだ。誕生から制作法、人気の広がり方までその革新的発想と創造力を高く評価。

制作・関連会社:radiko
radiko

radikoは代読というかたちでコメントを述べた

「radiko」は、2020年9月に民放ラジオ全99局が聴取可能に、12月には会社設立10年を迎えた。ユニークユーザー数は過去最大の月間900万に到達し、有料サービス「エリアフリー」会員数も87万人を超えた。日本人の生活になくてはならないデジタルサービスとして定着したことを高く評価。

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