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⺠間宇宙港「北海道スペースポート」、いよいよスタート

2021年04月22日 12時00分更新

 インターステラテクノロジズは4月20日、⺠間宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」の計画を推進するために設立されたSPACE COTANに対して創業出資を行なった。

 北海道スペースポートは、世界中の宇宙産業に取り組む⺠間企業・大学・研究機関・政府などが自由に使えるアジア初となる⺠間にひらかれた宇宙港を計画。北海道大樹町を中心として北海道庁、北海道経済連合会など道内企業や団体とともに進めてきたプロジェクトで、「北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる」ことを目指している。

 観測ロケットのロケット射場・実験場や1000m滑走路を活用した航空宇宙実験に加え、今後は人工衛星用ロケットおよび宇宙旅行などを目的としたスペースプレーンを対象とした実験・打上げ射場・滑走路の整備を進め、世界の⺠間企業が利用できる宇宙港としてはアジアで初めて稼働するという。

 宇宙スタートアップのインターステラテクノロジズは、観測ロケット「MOMO」と超小型人工衛星を宇宙空間に運搬する人工衛星用ロケット「ZERO」を独自開発。北海道大樹町の本社および大樹工場からおよそ8kmの場所にあるロケット射場・実験場にてMOMOの打上げやエンジン燃焼試験などを実施。今回の出資では、ロケット打上げ事業者のニーズや要求を反映したロケット射場の設計、SPACE COTANが世界中の⺠間ロケット打上げ事業者などを受け入れるための体制や仕組みづくり・ロケット打上げ時の各種サービス(推進剤やガスといった調達供給、気象情報等の提供など)の立上げを全面的にサポートするとしている。

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