週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ソニーからXperiaの新モデル「Xperia 1 III」「Xperia 5 III」「Xperia 10 III」を発表! 発売は初夏以降

2021年04月14日 16時35分更新

 ソニーからXperiaシリーズの最新モデル、「Xperia 1 III(マークスリー)」と「Xperia 10 III」および「Xperia 5 III」が今日14日に発表された。このうち現状では、「Xperia 1 III」と「Xperia 10 III」が日本国内での販売がアナウンスされており、「Xperia 5 III」は海外モデルとしての発表で、国内投入は未定となっている。いずれのモデルも発売時期は初夏以降を予定しており、価格は未定。

国内向けモデルとして「Xperia 1 III」と「Xperia 10 III」を発表

グローバルでのみ発表されたXperia 5 III。日本投入は未定。詳細などは今後公開予定

 今記事では、国内で販売が予定されている「Xperia 1 III」と「Xperia 10 III」のポイントと、実機をフォトレポートでお届けする。なお撮影した端末は起動済みモデルではあるものの、壁紙固定で操作はできず、新機能やカメラ性能などはテストできない状態。外観などのチェックのみとなっている。

ミリ波にも対応した正統進化モデル
可変望遠レンズ搭載の「Xperia 1 III」

 ソニーのフラッグシップモデルとなる「Xperia 1」から3世代目となる「Xperia 1 III」。前モデルの「Xperia 1 II」と比較すると、見た目には大きな変化はないが、ディスプレーやカメラ性能などが向上している。

Xperia 1 IIIの基本スペック

 ディスプレーは6.5型(3840×1644ドット)と前モデル変わらないが、リフレッシュレートは90Hz相当から120Hzにアップし、世界初の4K 120Hz HDR対応ディスプレー搭載のスマートフォンとなっている。さらに出荷時には個体ごとにディスプレーキャリブレーションをしている。

 また、Xperia PROのように有線接続での外部モニター機能を備えている。

4Kディスプレーで120Hz、HDRに対応

120Hzディスプレーはゲームにも効果的

出荷時にキャリブレーションが施される

 カメラはレンズ自体は広角(24mm/1200万画素/F1.7)と超広角(16mm/1200万画素/F2.2)、望遠の3眼だが、望遠はペリスコープで70mm(1200万画素/F2.3)と105mm(1200万画素/F2.8)に切り替え可能。ただし光学倍率を70mmから105mmの間に設定できるわけではなく、70mmか105mmのどちらかの選択となり、実質4眼の組み合わせと言える。

カメラは可変式望遠レンズを組み合わせた三眼仕様

望遠はペリスコープで焦点距離を70mmと105mmで切り替えられる

 そのほか3D iToFセンサーを搭載といった機能や性能は前モデルと同じ。フォーカススピードの高速性も引き継がれており、105mmの望遠選択時にも効果を発揮する。

 Xperia 1 IIではカメラアプリは標準のものと「Photography Pro(以下、Photo Pro)」の2種類が搭載されていたが、Xperia 1 IIIではPhoto Proに統一された。別途標準カメラアプリに近いインターフェースの「BASIC」モードが用意されている。

カメラアプリはPhoto Proに統一

 プロセッサーはSnapdragon 888で、メモリーは12GB、ストレージは256GBもしくは512GBが用意される。5Gでの通信はSub 6だけでなくミリ波にも対応するがeSIMは非対応。ちなみに撮影時のモデルはSub 6モデルで、ミリ波モデルはフレームの一部を樹脂にして電波を通しやすくしているが、塗装処理で金属と樹脂の違いは見た目では変わらない仕上げになっているようだ。

 そのほかサウンドも強化されており、本体スピーカーのバランスや出力を調整し、立体感のある音場を実現。音圧は約40%も向上している。さらに有線ヘッドホン使用時も最大40%の音圧向上があり、ハイレゾ音源などを聞く際に高い効果を得られる。

本体スピーカーの音質が向上

有線ヘッドホンも最大音圧が約40%アップしている

360 REALITY AUDIOに対応

ゲーム向けの機能や性能もアップ

最大120Hzでのゲーム録画も可能

 本体サイズは約71×165×8.2mmで重さは約188g(ミリ波モデル)。バッテリー容量は4500mAh。本体はメタルフレームとガラス素材で、背面はフロストガラスで写りこみや指紋がつきにくい加工になっている。本体カラーはフロストブラック、フロストグレー、フロストパープルの3色展開。

スクエアなデザインは前モデルを踏襲

背面はフロスト加工で写りこみが少ない

カメラの配置位置は背面左上

本体右側面にはファンクションボタンが追加された

本体右側面にはSIMトレーを配置

本体上部にはイヤホンジャックがある

本体底面にはUSB Type-Cを搭載し、UVCアダプターからの映像入力も受け付ける

カメラは一番下が望遠でペリスコープを採用

ディスプレー上部にノッチやパンチホールはない

ディスプレー下部にはスピーカー用のスリットがある

21:9のアスペクト比で意外と持ちやすい

フロスト加工なので指紋がつきにくいのは〇

左からフロストブラック、フロストグレー、フロストパープル

Xperia 1 III(左)とXperia 1 II(右)の正面比較

Xperia 1 III(左)とXperia 1 II(右)の背面比較

Xperia 1 III(上)とXperia 1 II(下)の底面比較

Xperia 1 III(上)とXperia 1 II(下)の右側面比較

Xperia 1 II(上)よりXperia 1 III(下)のほうが、カメラ回りが大きくなっている

同時発売の「Style Cover with Stand」

「Xperia 1 III」の主なスペック
メーカー ソニー
ディスプレー 6.5型有機EL(21:9)
画面解像度 1644×3840ドット
サイズ 約71×165×8.2mm
重量 約186g
約188g(ミリ波)
CPU Snapdragon 888
内蔵メモリー 12GB
内蔵ストレージ 256GB or 512GB
5G対応周波数 Sub6、ミリ波
無線LAN IEEE802.11ax(2.4/5GHz対応)
カメラ アウト:約1220万画素(16mm/F2.2)
+約1220万画素(24mm/F1.7)
+約1220万画素(70、105mm/F2.3)
+3D iToFセンサー
/イン:約800万画素
バッテリー容量 4500mAh
防水/防塵 ○/○(IP65/68)
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
イヤホンジャック
Qi
カラバリ フロストブラック、フロストグレー、フロストパープル
発売時期、価格 未定
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります