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ASCII Power Review ― 第121回

モトローラ「razr 5G」実機レビュー = サブディスプレイが便利な二つ折りスマホなのだ!!-倶楽部情報局

2021年04月07日 18時00分更新

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 本日は、ASCII倶楽部の人気記事「モトローラ「razr 5G」実機レビュー = サブディスプレイが便利な二つ折りスマホなのだ!!」を紹介します。


 モトローラは同社初のフォルダブルスマートフォン「razr 5G」を日本でも発売した。

 本製品は縦折りタイプのAndroidスマートフォンで、同じ機構のスマートフォンとしてはサムスン「Galaxy Z Flip/同5G」が先行しているが、razr 5Gは内側の6.2インチの折りたたみメインディスプレーに加えて、外側に2.7インチと比較的大型なサブディスプレーを搭載しており、閉じている状態でGalaxy Z Flipより多くの情報を閲覧、操作できる点が特長なのだ。

モトローラ・モビリティ・ジャパン「motorola razr 5G」直販価格17万9800円(税込)。ソフトバンクからも発売となる。

2.7インチ(800×600ドット)のサブディスプレーが搭載されている

SoCにミドルレンジクラスのSnapdragon 765Gを採用

 razr 5GはOSに「Android 11」、SoCに「Qualcomm Snapdragon 765G」を採用。メモリー(RAM)は8GB、ストレージ(ROM)は256GBを搭載している。microSDメモリーカードの装着には非対応だ。

 ディスプレーはメインが6.2インチHD+有機EL(2142×876ドット、21:9)、サブが2.7インチ(800×600ドット)。メインは当然のことながら、サブディスプレーもタッチ対応だ。

 カメラはリアが4800万画素(F1.7、1.6μm、OIS)、フロントが2000万画素(F2.2、1.6μm)。望遠カメラ、超広角カメラは搭載されていないが、最大8倍のデジタルズーム機能に対応している。

 通信機能は5G(Sub6)、Wi-Fi 5(11ac)、Bluetooth 5.1、NFCをサポート。SIMはnanoSIMとeSIMによる5G対応デュアルSIM仕様。5Gのミリ波はともかく、Wi-Fi 6(11ax)非対応なのは2021年に登場した高価なスマートフォンとしては残念ポイントである。

 本体サイズは169.2×72.6×7.9mm(開いた時)/91.7×72.6×16mm(閉じた時)、重量は約192g。2800mAhのバッテリーを内蔵しており、ボディーは撥水設計。生体認証は本体背面に指紋認証センサーが用意されている。

本体前面と本体背面。ボディーにはメタルとガラスが使われており質感が高い。モトローラのロゴ部分は指紋認証センサーだ

メインディスプレーは6.2インチHD+有機EL(2142×876ドット、21:9)

サブディスプレーは2.7インチ(800×600ドット)。もちろんタッチ対応

本体下面にはUSB Type-CとnanoSIMカードトレイを装備

本体右側面にはボリュームボタン、本体左側面には電源ボタンを配置

ギリギリまでコンパクト化が図られているnanoSIMカードトレイ

「クイックビューディスプレイ」の便利さは予想以上
PUBGだって遊べる

 razr 5Gの使い勝手はGalaxy Z Flipと似ているようで大きく違う。縦長21:9の6.2インチディスプレーが、アプリを縦に並べるマルチウインドー時に使いやすいという点は同じだ。しかし「クイックビューディスプレイ」と名付けられたサブディスプレーが想像以上に使いでがある。

 2.7インチという数値以上に大きく感じられ、セルフィー撮影時のプレビュー、メッセージの入力、YouTube動画の視聴などならまったく問題なくこなせるし、ゲームの難易度は非常に上がるが「PUBGモバイル」だってプレイ可能だ。

 一方、ちょっと気になったのがフォルダブルスマホとしての完成度。Galaxy Z Flipはディスプレーの角度を無段階で調整できるが、razr 5Gは90度の位置で止められない。またGalaxy Z Flipはディスプレーの折り目が1本だが、razr 5Gは1本の折り目の上下にわずかに波打った線が存在する。画面が表示されていれば見えなくなる程度の線だが、折りたたみ有機ELディスプレーの扱いについてはサムスンに一日の長があるのかもしれない。

razr 5Gのディスプレーの画面比率は21:9と縦長だ

アプリを縦にふたつ並べてもそれぞれに実用的な表示領域が確保される

2.7インチの「クイックビューディスプレイ」はセルフィーのプレビューに十分な広さ

ややキーが小さく感じるがQWERTYキーで文字入力可能

「クイックビューディスプレイ」なら満員電車の中など最低限のスペースで動画視聴できる

razrのヒンジは90度の位置で固定できない。90度からさらに傾けるとヒンジを固定できるが、画面が消えてしまう

razr 5Gは1本の折り目の上下にほんのわずかに波打った線が存在する。ただし画面が表示されればほとんど目立たないのでご安心を

超広角、望遠を搭載していないが扱いやすい内蔵カメラ


 続きは「モトローラ「razr 5G」実機レビュー = サブディスプレイが便利な二つ折りスマホなのだ!!」でお楽しみください。

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