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第11世代Core&RTX 3060搭載の「G-GEAR GA7J-H211/ZT」がゲームもクリエイティブもいい感じ!

2021年04月09日 11時00分更新

クリエイティブ用途も安心のCore i7

 第11世代Coreプロセッサーの詳細なパフォーマンス検証は、加藤勝明氏のレビューを参照してもらいたいが、まずは定番CPUベンチマーク「CINEBENCH R20」と「CINEBENCH R23」で、「G-GEAR GA7J-H211/ZT」のCPUパフォーマンスを見ていこう。

「CINEBENCH R20」の結果

「CINEBENCH R23」の結果

 「CINEBENCH」のスコアはいずれも優秀で「CINEBENCH R20」でマルチコア5687pts、シングルコア610pts。「CINEBENCH R23」でマルチコア13586pts、シングルコア1587ptsという結果を出している。環境などは異なるが、前世代の同クラスCore i7と比べて、シングルコアは20%近く向上し、マルチコアでも10%以上スコアアップしている。

 当然、この処理能力の向上は日常やオフィスワーク、クリエイティブ用途にも影響を与え、マシンの総合性能をチェックできる「PCMark 10」のスコアアップに繋がっている。ここでは基本プリセットの無印テストを実行すると、総合スコアが7721と優秀なスコアを記録。

 用途ごとのスコアも優秀で、アプリケーションの起動やウェブブラウジングといった普段使いの「Essentials」が11536。ビジネス系アプリケーションの性能をテストする「Productivity」が10093。写真/動画編集の性能などを示す「Digital Content Creation」は10729と、いずれも10000を超えている。

PCMark 10のスコア

 ゲーミングだけでなく、GeForce RTX 30シリーズは、動画や3DCGレンダリングなどといったクリエイター向けアプリケーションにも強い。動画配信者お馴染みの動画編集アプリケーション「Adobe Premiere Pro」では、GPUやVRAMを活用。さらに3DCG作成アプリケーション「Blender」では、RTX 30シリーズのRTコア(OptiX)を活用することで、CPUからレンダリング処理時間を大幅に短縮できる。「G-GEAR GA7J-H211/ZT」はゲーミングPCに属するが、クリエイティブな用途にチャレンジできるだけのスペックを備えていると言える。

CPUやGPUの性能を見られるベンチマーク機能のみの「Blender Benchmark」で「victor」を実行。GPUと、6.9GB近くのビデオカード搭載メモリーを活用

16スレッドのCore i7でも処理に14分20秒必要な作業が、RTX 3060のOptiXで実行することで、4分34秒まで短縮する

ゲーミングパフォーマンスをチェック

 テストセッションの最後は、ゲーミングパフォーマンスを見ていこう。まずは定番ベンチマーク「3DMark」の「Time Spy」を実行。NVIDIA次世代GPUのGeForce RTX 3060を搭載するだけあって、解像度2560×1440ドット想定の「Time Spy」では、総合8784というスコアになった。主要ゲームのフレームレートを推測する「Estimated game performance」では、「Battlefield V」(1440p Ultra)が、85fps以上で操作するという判定になっている。

3DMarkのTime Spyの結果

 国内MMORPGの定番「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」の公式ベンチマークテストをフルHD、最高画質で実行すると、"非常に快適"指標を大幅に上回る17693というスコアを記録し、平均フレームレートは128.05fpsとなった。同タイトルをこれから始める人も、この秋の拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」で復活するという人も、十分快適にプレイできるだろう。

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマークの結果

eスポーツゲームも快適にプレイ
重量級タイトルも十分遊べる

 続いては、ゲームのパフォーマンスを計測していこう。まずはeスポーツお馴染みのゲームタイトルである、「Rainbow Six Siege」、「VALORANT」、「Apex Legends」、「Fortnite」のフレームレートを計測した。

 「Rainbow Six Siege」、「VALORANT」、「Apex Legends」、「Fortnite」のフレームレートを計測しており、「Rainbow Six Siege」はAPIにVulkanを選択。ゲーム内のベンチマーク機能を利用して平均と最小fpsをまとめた。「VALORANT」、「Apex Legends」、「Fortnite」は、一定ルートを移動した際の60秒間のフレームレートを「CapFrameX」で記録し、平均と最小1パーセンタイルのfps値をまとめた。なお、テストは全てフルHD、最高画質で計測している。

 ライト級ゲームタイトルの「Rainbow Six Siege」は、240Hz駆動のゲーミングディスプレーと組み合わせて快適にプレイできる300fpsオーバーの平均フレームレートになっている。「VALORANT」、「Apex Legends」も、ゲーミングディスプレーの主流となる144Hz駆動を狙えるフレームレートになった。「Fortnite」は4タイトルのなかで最も負荷が高く、平均フレームレートは131.2fpsだったが、画質設定を調節することで、フレームレート144fpsの維持も十分可能だ。

 最後は、重量級&GeForce RTX 30シリーズの本領を発揮するリアルタイムレイトレーシング(DXR)対応ゲーム「Cyberpunk 2077」を見ていこう。RTX 20シリーズから搭載されている Tensorコア を利用したPCゲームのレンダリングをより低負荷かつ精細にする DLSS も有効にし、解像度はフルHDで、最高画質プリセットは「ウルトラ」に設定。

 DXRとDLSSの設定を、「両方無効化」、「DXR:なし/DLSS:バランス」、「DXR:中/DLSS:バランス」、「DXR:ウルトラ/DLSS:バランス」の4パターンで実行。ゲーム内を60秒間移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録し、平均と最小1パーセンタイルのfps値をまとめている。

 重量級タイトルとあって、「ウルトラ」画質設定の平均フレームレートは60fpsを下回ってしまうが、DLSS機能を使うことで平均84.5fps、最小1%が57.4fpsと、十分快適に楽しめるフレームレートになっている。さらに負荷が高まるリアルタイムレイトレーシングを有効にしたプレイも、ギリギリ可能なレベルだ。

 なお、今回の計測には間に合わなかったが、本作では「パッチノート1.2」の提供がスタート。大量のバグフィックスとともに、ゲームの安定性やパフォーマンスの向上が謳われているので、さらに快適なプレイが期待できそうだ。

さまざまなことに挑戦できるミドルレンジの定石スペック

 前世代から進化、パフォーマンスアップした第11世代Coreプロセッサーに、フルHDなら高リフレッシュレートでのゲームプレイを満喫できるGeForce RTX 3060、ゲームのプレイ動画なども保存できる1TB NVMe M.2 SSDの標準搭載と、さまざまな用途に使えるスペックを備えているTSUKUMO BTO PC「G-GEAR GA7J-H211/ZT」を触ってきたが、実際にパフォーマンスに不満を感じるシチュエーションに遭遇することはなかった。

 ここでカスタマイズしたPCIe 4.0 NVMe M.2 SSDの搭載や、高リフレッシュレート対応のゲーミングディスプレー、Wi-Fi 6対応ルーターと、「G-GEAR GA7J-H211/ZT」の本領を発揮させるには、それなりの予算が必要になるが、これから写真編集や動画制作などクリエイティブな趣味にチャレンジしたり、PCゲームデビューしたりするのにもベストな1台と言えるだろう。

(提供:TSUKUMO)

直販価格は4月9日現在の価格となります。

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