「初音ミク」といえば、言わずと知れた超人気キャラクター。TSUKUMOでは、そんな初音ミクとコレボレーションしたグッズを、これまでに多数発売してきた。
マウスやキーボード、スピーカー、ヘッドホンなどのデバイスに、ファンやPCケースといったPCパーツ、ゲーミングチェアやPCデスク、ノートPCまで、その気になれば部屋とPC周りを丸ごと初音ミク一色に染め上げられる豊富なラインアップは、ファン必見だ。
折しも今の季節は春で、入学や就職によって生活に変化が訪れる季節。一人暮らしを始める人などもいるだろうが、この機に新生活空間にTSUKUMOの初音ミクコラボ製品を買ってみるというのも一興かもしれない。とはいえ、PCデスクやチェア、ノートPCなど、目立つアイテムをいきなり新生活に導入するのはなかなかに上級者向けといえる。
「初音ミクグッズはほしいけど、もう少し手軽で目立ちすぎないアイテムのほうがいい……」と考える人もいるだろう。そんな人にオススメしたいのが、TSUKUMO限定販売のポータブルハードディスク「HDPT-UTSMIKU」だ。本製品は、アイ・オー・データ機器製の2TB HDDに、へちま氏による初音ミクのイラストがあしらわれた製品。価格は1万7980円になる。
なぜ突然HDDなのか? という疑問はあるだろうが、新大学生や新社会人などにおいては、個人のPCを所有し、データを保存する機会が増える場合が多い。そうした中、データをほかのPCに移したり、バックアップを作成したりするために、ポータブルストレージを所有しておくと便利になる。
しっかりと実用性があり、かつ所有欲を満たせるアイテムとしてオススメなのが、このHDPT-UTSMIKUというわけだ。サイズは約75(W)×112(D)×14(H)mmと手のひらサイズ。必要な時にだけ取り出せばいいので、あまり目立ち過ぎずに使用できる。USBバスパワーで動作するため、ACケーブルで電源と接続せずに使用でき、取り回しがいいのも嬉しい。
容量は2TBで、動画データなどサイズの大きいデータを保存する際にも安心な大容量だ。また、本製品ではPCだけでなく、テレビやレコーダー、チューナーに接続して、地上波のテレビ番組を録画することもできる。地上デジタル(HDレート)の番組であれば、約241時間分の録画が可能とのこと。PlayStation 4といったコンシューマーゲーム機の外部ストレージとして、ゲームデータなども保存できる。
外付けのHDDは、製品によっては駆動音などが耳につく場合もあるが、HDPT-UTSMIKUは静音性にもこだわった設計になっており、使用中でも駆動音が気になるようなことはなかった。テレビやゲーム機の近くに置いておいても、録画番組の視聴中やゲーム中に雑音が気になるといったこともないだろう。
そのほか、Windows OSとmacOSでフォーマットを変更せずにデータのやり取りができる「NTFS-3G for Mac I-O DATA」に対応。Windows/macOS間でのファイルのやり取りがよりスムーズになるため、異なるOSのPCで外付けストレージを共有しやすくなっている。
CrystalDiskMark 8.0.1でアクセス速度を計ってみたところ、USB 3.0接続時の速度は、シーケンシャルリードが146MB/s、シーケンシャルライドが147MB/sという結果になった。より安価なストレージを求めるなら、USB 2.0接続の製品も販売しているが、筆者の手持ちのUSB 2.0接続のフラッシュメモリーではリードが43MB/s、ライトで24MB/sとなったので、その差は歴然。昨今のPCでは、ノート、デスクトップ問わずUSB 3.0ポートを標準搭載している場合がほとんどなので、USB 3.0接続には対応しておきたい。
最近製品数が増えているポータブルSSDと比べると、さすがに速度は落ちるものの、よほど大容量なファイルの読み書きなどをしない限り、それほど速度に不満を感じることはないだろう。HDDはSSDよりも容量単価が安いため、大容量な製品を比較的安価に購入できるのが利点。本製品は一般的なポータブルHDDよりは多少割高感はあるものの、コレクターズアイテムとしての価値と実用性を考えれば、コスパは十分な製品だ。
この春に新たな環境でスタートを切る、という人のおともとして、ぜひHDPT-UTSMIKUをチェックしてみてはいかがだろうか。
(提供:TSUKUMO)
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