ライナフは3月26日、賃貸住宅を運営する三菱地所グループのHmlet Japanの運営施設に置き配システムの導入が決定したと発表した。オートロック付き賃貸住宅における安全な置き配の実現に向けて同社の置き配システムを採用したという。
Hmletが運営する賃貸住宅では、海外や遠方のビジネスマンが中期滞在する場合に利用するケースが多く、最低限の荷物のみで1ヵ月以上滞在する。
そのため、生活に足りない日用品等をオンラインショップで購入する人が多く入居しているのが特徴。今回置き配システムを導入することで、入居者の多様な配達ニーズに応えていく。
同社はAmazonが提供する「Key for Business」と、その他の宅配会社の置き配が可能な自社製品の「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」を、Hmletが運営するオートロック付きの賃貸住宅のエントランス部分に導入する。
Key for BusinessはAmazonが配達を委託しているドライバーがお届けする荷物を持っている時に限りオートロックを解除できる仕組みで、NinjaEntranceはその他の宅配会社の置き配を可能にする仕組み。配送ドライバーのみが一時的にオートロックエントランスを解錠できるセキュアな入館方法によって、安全な置き配を実現する。
入居者はあらかじめAmazon等の配送設定で「置き配」を選択しておくことで、自宅玄関前等で安全に荷物を受け取れるようになるという。
先行して4月よりKey for Businessを使用した配達がHmlet三軒茶屋とHmlet原宿、Hmlet高田馬場、Hmlet岩本町で運用を開始し、順次対象物件を拡大する。
同社は、今後もオートロック付き住宅における置き配導入を推進していくことで、再配達問題の改善、ならびにCO2排出量の削減に寄与し、社会全体における持続可能な開発目標(SDGs)の実現に貢献していくとのこと。
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