スマイルロボティクスは3月25日、東京都が主催する「Tokyo Robot Collection」に採択され、「新しい日常における受付・案内に関わるサービス事業等の安全な実施に向けた実証」を行なった。
2月28日と3月1日の2日間に渡り竹芝客船ターミナル(東京都港区)で行なわれた「PCR検体等の受け取り・受付業務や受け取り後の搬送を、模擬的にロボットにより行なう」という実証において、同社の開発したアーム付き搬送ロボット「ACUR-C(アキュラシー)」が、PCR検体および書類の搬送を担当し、事故やトラブルもなくその任務を無事に遂行した。
ACUR-Cは飲食店の配膳・下膳を全自動で行なえるよう、同社が開発中のアーム付き自動搬送ロボット。最大の特徴はロボットアームがあること。物や人を傷付けない低出力モーターを使いながらも重いものを持つことが出来るアームハンド(特許出願中)で、荷物の積み下ろしを無人で安全に行なうことができるという。
また、高度な3次元空間の認識技術により、SLAM(自己位置推定と環境地図作成を同時に行なう技術)を用いて人や障害物を認識・回避しながら自律移動を行なう。安全で役に立つ、次世代の非接触な自動搬送を実現するロボット。
今後も引き続き「非接触での搬送」や「人が触れたくない物の搬送」など、アーム付き自動搬送ロボットによるサービス提供の検討および追加開発を積極的に進めていくとのこと。
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