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PS4 ProをBarraCuda 120 SSDに換装したら「マグラムロード」のロード時間はどうなるのかチェック

2021年03月24日 11時00分更新

「マグラムロード」では起動時間が短縮

 さて、今回「BarraCuda 120 SSD(2TB)」で検証したのは、3月18日にディースリー・パブリッシャーから発売された「マグラムロード」だ。「サモンナイト」シリーズを手掛けた都月景氏をはじめ豪華クリエイターを起用した完全新作の魔剣創造アクションRPGで、“刃の魔王”として神からも魔王からも恐れられたキルリザークが主人公。神魔連合により永き眠りにつかされ、ようやく目覚めた主人公は、自分が絶滅危惧種として政府より指定されたことを知る。主人公が完全復活を果たすべく、魔獣討伐や“コンカツ”をすることになるが、魔力の消費量を抑えるために魔剣転身することで、その魔剣を勇者(こちらも絶滅危惧種)などに使わせて、魔獣を退治するという、なかなかおもしろいストーリーが展開される。

 主人公は、ゲーム開始時に男性と女性が選択でき、ほとんどの会話がフルボイスになっているなど、声優陣も豪華なのでそちらでも注目度の高いゲームとなっている。序盤は魔獣討伐まで登場人物たちとのやり取りが長く続くが、キャラクターボイスにより没入感が高まることだろう。

容量は5.99GBとかなり少なめ。リクエストによるイベントごとにロードが発生するので、どの程度効果があるかが注目だ。

「マグラムロード」のイメージカット。

 今回検証したバージョンは1.02。検証したのは起動してからオープニングムービーが表示されるまでの「ゲームの起動時間」と、ゲームをコンティニューしてメインメニュー画面が表示される「メインメニュー表示時間」、リクエストのイベントでゲームが読み込まれる「ゲームロード時間」の3つだ。PS4のシステムは8.03で検証している。

 なお、計測はストップウォッチを用いた手動で、3回計測しての平均タイムを使用。SSDもHDDもキャッシュを利用するため、1、2度起動からゲーム開始まで実行し、ロード時間が安定した状態から計測している。環境によっては今回の結果以上の時間がかかる可能性があることをあらかじめ承知してほしい。

 結果はゲームの起動時間は約4秒、メインメニュー表示時間はほぼ変わらず、ゲームロード時間は約1秒の短縮となった。あまり短縮されなかったのは、ビジュアルよりもボイスデータのほうが多く、3DCGゴリゴリのゲームに比べ、それほどメモリーに常駐させなければならないデータ量が少ないのではと推測。ただ、リクエストのイベントを実行するたびにロードが発生するため、1秒でも短くなるSSDのほうが、長くプレイしていくと有利なのは間違いない。

 PS5が潤沢に供給されるのはいつの日か。PS4にはまだまだ頑張ってもらう必要があるので、価格が落ち着いた「BarraCuda 120 SSD」の1TBモデルを購入して、容量・性能のアップを図ってほしい。

 なお、SSDやHDDはファイルの書き込まれた状態や性能の劣化などによっては、今回のような結果にならない場合がある点にご了承願いたい。

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