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異なるOSからの移行も簡単で、5Gがすぐに使える「AQUOS sense5G」

2021年03月23日 11時00分更新

4Gでは10分近くかかった映画のダウンロードも5Gでは30秒
これから訪れる5G時代のメリットは大

 昨年の春、3大キャリアが相次いで開始した5Gサービス。当初のサービスエリアは極めて限定的だったが、2年目を迎えて、かなり広がってきた。今年からエリア拡張にさらに拍車がかかる予定で、たとえばドコモは2022年3月末までに約55%、2023年3月末までに約70%の人口カバー率の達成を目指している。

 では5Gエリアでは、どれくらいの通信速度が得られるのか? すでに5G(Sub6)が開通し、受信可能なエリアが広そうな渋谷とお台場に行って、通信速度を測ってみた。今回の測定では1Gbpsを超えるスピードは確認できなかったが、300Mbps以上の下り速度を記録することが多く、渋谷では800Mbpsを超えるスピードも記録した。

東京・渋谷では800Mbpsを超えるダウンロード速度を記録した

 速度計測の一環として、5Gエリアでサブスクリプションの映画をダウンロードして、所要時間を計った。まだ5Gが使えない、筆者の自宅(世田谷区)でも計測し、4Gと5Gのダウンロード時間をそれぞれ比べてみた。映画は「Amazonプライム・ビデオ」の中からダウンロード対応の2作品をチョイス。通信速度は一定ではないので、それぞれ複数回計測して、短いほうの時間を掲載している。

 「Amazonプライム・ビデオ」は画質を指定して、ダウンロードできる仕様だ。「最高画質」を選択した場合は、4Gでは10分以上かかることもあったが、5Gでは数十秒で完了。5Gのスピードは圧倒的で、本当にダウンロードされたのかと不安になるくらいの速さだった。

5Gエリアでは、最高画質に設定してもスピーディーにダウンロードできた

 自分の行動範囲で5Gにつながる場所を調べておけば、出勤や通学前に映画をダウンロードして移動中(電車やバスなど)にゆっくり観たり、データサイズの大きいアプリをアップデートしたり、出先からオンラインミーティングに参加したりと、さまざまな状況で役立つこと請け合いだ。

「Netflix」を連続16時間再生!
4570mAhのバッテリーが頼もしすぎる

 AQUOS sense5Gは、比較的コンパクトな端末ながら、4570mAhの大容量バッテリーを内蔵している。消費電力を大幅に減らせるIGZOディスプレーを搭載していることもあり、電池持ちもセールスポイントにしている。そこで、フル充電からどれくらい使い続けられるのか? AQUOS sense5GをWi-Fiに接続した状態で、動画を再生し続けた。

 まず、YouTubeの高画質動画を再生してみた。画質は2160pに設定、音声はスピーカーから小さめの音量で出力させた。

画質を2160pに設定して、YouTube動画を再生し続けた

 約5時間再生しても、バッテリーは50%以上残っていた。そのまま再生を続けると、9時間10分を経過した時点でバッテリー残量が5%となり、省電力モードの「長エネスイッチ」をオンにするように通知が表示された。「長エネスイッチ」をオンにせずに、再生を続けると、9時間30分で残量が0%になり、シャットダウンした。

「長エネスイッチ」はシャープ独自の省電力モード。残量が少なくなった自動で切り替わるようにも設定できる

 「Netflix」をどれくらい見続けられるかも試してみた。昨年ヒットした「梨泰院クラス」を初期設定のままで再生したところ、約10時間でエピソード9まで観られて、バッテリーは約50%残っていた。1回の充電で最終話(エピソード16)まで見られるかも! と期待したのだが、エピソード15の再生中。16時間36分を経過したところで電池切れとなった。

 電池持ちは使い方によって差が出るが、2~3日は余裕で使い続けられると思っていて間違いはない。外出先でも、電池切れを気にすることなく、動画観賞やゲームなどを楽しめそうだ。

そろそろAndroidという人も心配無用!
AQUOSならiPhoneでもAndroidでも簡単に引き継げる

 AQUOS sense5Gのパッケージには「クイックスイッチアダプター」が同梱されている。これはUSB Type-AをType-Cに変換するアダプターで、かんたんにデータ移行できる。

同梱の「クイックスイッチアダプター」を使って、今まで使っていたスマホからAQUOS sense5Gにデータを移せる

 今まで使っていたスマホからAQUOS sense5Gにケーブルを介してデータをコピーできる新機能。AndroidだけでなくiPhoneからもコピー可能で、スピーディーにデータを移行できることが利点。コピーできるデータは下記の通り。

iPhone(iOS 8.0以降)→ AQUOS sense5G

  • iMessage
  • 発着信履歴
  • 電話帳・カレンダー
  • メモ帳
  • Music
  • 写真・動画
  • Wi-Fi設定
  • 壁紙
  • アプリ

Android(5.0以降)→ AQUOS sense5G

  • SMS
  • 発着信履歴
  • 電話帳・カレンダー
  • Googleアカウント
  • Music
  • 写真・動画
  • Wi-Fi設定
  • 壁紙
  • アプリ

 クイックスイッチアダプターを使ったかんたんデータコピーは、端末の初期設定時にのみ利用できる。「アプリとデータのコピー」という画面が表示されたら案内に従って、これまで使っていたスマホとケーブルで接続。旧端末のデータは自動で認識され、移行したいものだけをコピーすることができる。

 以下、iPhone 11 Proからの移行の様子を動画で撮影した。途中、Wi-FiやGoogleアカウントのパスワードを入力部分やデータの読み込み部分はカットしているが、実速度は約8分ほどだった。簡単にすばやくデータがコピーされることがわかるだろう。


同梱の「クイックスイッチアダプター」を使って、今まで使っていたスマホからAQUOS sense5Gにデータを移せる

 実際にiPhone 11 Proからデータをコピーしたところ、連絡先データや写真・動画はもちろん、Google Playストアから入手できるアプリの情報もコピーされた。設定中にGoogleアカウントの入力が求められ、データコピーの完了後、自動でアプリのデータがダウンロードされ、インストールされる仕組みだ。

iPhoneからコピーした写真と動画は「フォト」で見られる。なお、iMessageはプリインの「+メッセージ」では表示できず、Googleの「メッセージ」アプリをダウンロードする必要がある

iPhoneでは133個のアプリを使っていたが、そのうち74個がAndroidでも使えるアプリと認識された

 データコピーにかかる時間はデータ量によるが、今回は約4.4GBのデータを、初期設定の時間も含めて約8分で移行できた。ネットワークを経由させる従来のやり方より大幅に時間を短縮でき、しかも簡単だ。いまiPhoneを使っていて、5Gへの移行を機に、コスパに優れたAndroid端末に乗り換えたいという人には非常に便利な機能となるだろう。

 普段使いにちょうどいいスペックを備えたAQUOS senseが5G対応になり、圧倒的なスタミナと便利な新機能をプラス。AQUOS sense5Gは、まさに万人受けの5Gスマホだ。

PR:シャープ

「AQUOS sense5G」の主なスペック
メーカー シャープ
ディスプレー 5.8型IGZO液晶(19:9)
画面解像度 2280×1080
サイズ 約71×148×8.9mm
重量 約178g
CPU Snapdragon 690 5G
2GHz+1.7GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大1TB)
OS Android 11
5G対応周波数 サブ6
無線LAN IEEE802.11ac
カメラ アウト:約1200万画素(標準、F値2.0)
+約1200万画素(超広角、F値2.4)
+約800万画素(光学2倍、F値2.4)
/イン:約800万画素
バッテリー容量 4570mAh
FeliCa
防水/防塵 ○/○
生体認証 ○(指紋、顔)
イヤホン端子
USB端子 Type-C
カラバリ ライトカッパー、ブラック、オリーブシルバーなど
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