カメラ好きが好む仕上がりのカメラ
カメラの機能や性能はXperia 1 IIとほぼ同じ。背面カメラは、超広角(16mm/約1220万画素/F値2.2)、望遠(70mm/約1220万画素/F値2.4)、標準(24mm/約1220万画素/F値1.7)に加えて3D iToFセンサーを搭載。インカメラは約800万画素/F値2.0となっている。
カメラ系のアプリも標準アプリに加えて「Photography Pro(Photo Pro)」と「Cinematography Pro(Cinema Pro)」も搭載。単体でも高品質な写真や動画を撮ることができる。残念ながらHDMI入力による外部のデジカメやDVカムからのソースをPhoto ProやCinema Proで使うことはできない。
以下はXperia PROで撮影した作例。基本的には標準カメラアプリを使ってオートで撮影している。全体的に見たままを映し出している感じで、いわゆる色合いなどが強調されたCG感のある仕上がりではない。従来のカメラ好きからはこちらのほうが好かれるのでは、という印象だ。
メモリーの容量とハイスペックなCPUで
ベンチマークも好成績。長く使えるモデルだ
プロセッサーはSnapdragon 865。すでに新型のハイエンドモデルSnapdragon 888が発表されているため、世代としてはひとつ前にはなるものの、十分ハイパフォーマンス。さらにメモリーは12GBも搭載(キャリア版Xperia 1 IIは8GB)しているので、映像配信などヘビーな作業もサクサクとこなせる。
以下は各種ベンチマークの結果。メモリーの多さも相まって好成績となった。
そのほかバッテリーは4000mAhでワイヤレス充電には非対応。NFCは搭載しているがFeliCaは非搭載のため、おサイフケータイは利用できない。このあたりも日常的に使うスマートフォンではなく、やはり「映像配信用機材」として捉えた方がいいだろう。
【まとめ】デジカメとの組み合わせで
配信機材として実力を発揮するスマホ
使い方としてはかなり特化したモデルだが、ストリーミング、特に屋外からの生配信を高画質で行ないたい場合は、このXperia PROとデジカメやDVカムとの組み合わせが簡潔で使い勝手も良い。使う人を選ぶスマートフォンだが、はまればベストな機材として愛用できるだろう。
「Xperia PRO」の主なスペック | |
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メーカー | ソニーモバイルコミュニケーションズ |
ディスプレー | 6.5型有機EL(21:9) |
画面解像度 | 1644×3840ドット |
サイズ | 約75×171×10.4mm |
重量 | 約225g |
CPU | Snapdragon 865 |
メモリー | 12GB |
内蔵ストレージ | 512GB |
カメラ画素数 | アウト:約12MP(16mm/F2.2) +約12MP(70mm/F2.4) +約12MP(24mm/F1.7) /イン:約800万画素 |
5G | Sub6+mmW |
DSDV | ○ |
FeliCa/NFC | ×/○ |
HDMI入力 | ○ |
ワイヤレス充電 | × |
バッテリー容量 | 4000mAh |
生体認証 | ○(指紋) |
カラバリ | ブラック |
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