NTTデータは2月19日、同社のRPAツール「WinActor」とマイクロソフトの「Microsoft Teams」の連携を発表した。
WinActorとTeamsを連携させることで、チャットでの会話形式で指示を送るとWinActorが自動でその指示を実行。同社ではWinActorで自動化された業務をTeamsのチャットで実行できる仕組みを構築して社内で活用し、社員の稼働削減やユーザーの利便性向上という効果が得られているという。
従来は自身で申請画面等を立ち上げて入力していた業務やPCからWinActorを起動して実行していた業務を、チャットによる会話形式で指示を送ることでWinActorが自動で指示を実行・完了。
・Teamsでのチャット経由で社内システムと連携し有給休暇や残業の申請を行なう
・Teamsでのチャットから検索キーワードを入力し、社内ポータルサイトやインターネットサイトから情報収集を行なう
・Teamsでのチャットから指示し、稼働集計や報告資料作成などのOffice操作を行なう
といった動作を自動化し、同社ではおよそ50の業務をTeamsと連携させ、連携前と比較し利用率はおよそ2倍向上。90%以上の利用者が利便性が向上したと回答したという。
同社では、2月より鹿島建設にて試験導入を開始。今後はこのソリューションを商用化し、2021年度末までに建設業界だけでなく複数業界の企業に展開するとしている。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります