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楽天・三木谷氏、楽天モバイルの基地局計画強化&「4位にとどまるつもりはない」

2021年02月12日 17時30分更新

 楽天は、2020年度通期(2020年1~12月)および第4四半期(10~12月)の決算説明会を開催し、その中で楽天モバイルの屋外基地局数を4万4000局まで増加させた新計画を公表した。

 楽天モバイルは、1月29日に4月以降の新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を発表。1GBまでは月0円となるなどインパクトのある内容となっている。このプランについて、「画期的な料金プランアプグレード」とあらためてアピール。発表会の時点では「220万超」としていた申込者数は、2月8日時点で250万を突破と一気に拡大している。

 ユーザー拡大に合わせて、基地局整備の計画にも変更を加えている。1月末時点で人口カバー率は74.9%、今夏には当初計画では2026年3月末に予定していた人口カバー率96%を5年前倒しで達成する見込みとなっている。96%達成時の当初計画での基地局数は2万7397局だったが、今回公表された新計画では4万4000局まで増やす。

 この増加分は主に高密度化に向けられ、通信品質向上とユーザー増加に対応する。ただ、人口カバー率の96%からの向上についても順次地上局で増やしていき、山奥などのエリアについては衛星との組み合わせでカバレッジしていきたいとした。

 また質疑応答で楽天・三木谷氏は、加入者数について、現在2100万人の会員数を持つ楽天カードを引き合いに出して「軽く上回りたい」、また「(MNOの中で)4位にとどまるつもりはない」と強気な姿勢を示している。

 

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