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モバイル向けのAMD Ryzen 7 4700Uを搭載

Ryzen搭載や重量約810gなど、国産老舗メーカーのこだわりが詰まった13.3インチモバイルノート「LIFEBOOK UH75/E3」

2021年02月16日 14時45分更新

富士通ならではの使い勝手のよさ

IGZOパネルを搭載する13.3インチのフルHD(1920×1080ドット)ディスプレー。視野を広げて没入度を高める狭額ベゼルと、高精細・高輝度・低省電力などを特徴とする「IGZO」パネルを採用する

ディスプレーは180度まで開く

 ディスプレーは13.3インチのフルHD(1920×1080ドット)で、自然光などの照明がパネルに映り込まないノングレア(非光沢)を採用。そのうえ3辺狭額ベゼルも採用しており、作業や映像視聴に集中しやすい環境が整っている。外でも中でも場所を選ばずに使えるのがメリットだ。

 また、高精細・高輝度・低消費電力などが特徴の「IGZO」パネルを搭載。一般的なフルHDにしては発色はよいし輝度も高めで、「フルHD+α」といった印象を抱いた。テキスト作成はもちろん、YouTubeなどの動画視聴、簡単な画像加工などの作業もサクサクと捗りそうだ。

約92万画素のウェブカメラを搭載。「Zoom」の画面に自分の顔を映してみたが、解像度の粗さはそれほどなく繊細に思えた(自分の顔はアレだが……)

 自宅でテレワークをしていると、オンライン会議に出席する機会が増えてきたことと思われる。それに伴って、ウェブカメラとマイクを買う人も増えているのではないだろうか。そんなウェブカメラとマイクが最初から内蔵されているのが、本機のようなノートパソコンの強みといえよう。

 本機には約92万画素のウェブカメラとマイクが内蔵されている。試しにビジネスチャットツール「Zoom」を起動し、自身の顔を画面に映してみた。解像度の粗さはそれほどなく、むしろ鮮やかに映し出されていた。また、「プライバシーカメラシャッター」も搭載し、カメラを使わないときはシャッターを閉じておける。

内蔵マイクを介して、本機に搭載している音声アシスト機能「ふくまろ」を使って会話。ふくまろがOKと認めるほど、内蔵マイクの音質は良好だと感じた

 本機に標準搭載している音声アシスト機能「ふくまろ」で会話をしてみたが、ふくまろがOKと認めてくれるほど、マイクの音質は良好だと感じた。わざわざウェブカメラとマイクを買う必要はなさそうだ。これは余談だが、ふくまろが可愛い。

日本語配列のフルサイズキーボードにも富士通の強いこだわりがあった

 次に紹介するのは日本語配列のフルサイズキーボード。テンキーレスの86キーで、富士通のノートパソコンにも搭載している「プリズムクリアキー」を採用する。キートップは本体と同色で、側面は透明な樹脂になっている。使い勝手だけでなく、見た目にも富士通のこだわりが強く反映されていると感じた。

 キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mm。指の力に合わせて重さを2段階に調節しているほか、キートップが指にフィットしやすい形状により、長く使用しても疲れにくい。実際にタイピングしても打ちやすく、使用頻度の高いエンターキーやスペースキーが少し大きめになっているのが個人的にうれしく感じた部分だ。

 キーボードのデザインにも富士通のこだわりが反映されている。同社のノートパソコンでも見受けられるが、キーの大きさを確保するために上下左右キーの部分をパームレスト側に寄せてある。さらに、タイピングしても揺れないほどに厚いキーボードと、ディスプレーを開くとキーボードが傾斜する仕様など、打ちやすさを生み出す秘訣が盛りだくさんだ。ユーザーに「これは打ちやすい」と感じさせるものがあり、「さすがは富士通」と深く感銘するほどだった。

 加えて、本機は顔認証などでパスコード入力を省いてログインできる「Windows Hello」に対応する。マスクを着用した状態で顔認証をする場合、顔全体を映さないと認識しないため、しぶしぶマスクを外す必要があった。「ふっふっふ、そんなこともあろうかと……」といわんばかりに、本機の電源ボタンにはWindows Hello対応の指紋センサーが搭載されている。これにより、マスクを着用したままでも登録した指紋を認証するだけで簡単にログインできるというわけだ。

右側面には、SDカードリーダー、USB 3.2(Gen1)Type-A、有線LAN端子を備える

左側面には、USB 3.2(Gen2)Type-C×2、HDMI出力端子、USB 3.2(Gen1)Type-A、マイク・ラインイン・ヘッドフォン、ラインアウト・ヘッドセット兼用端子を備える

 最後はインターフェースを解説しよう。右側面には、SDカードリーダー、USB 3.2(Gen1)Type-A、有線LAN端子を備え、左側面には、USB 3.2(Gen2)Type-C×2、HDMI出力端子、USB 3.2(Gen1)Type-A、マイク・ラインイン・ヘッドフォン、ラインアウト・ヘッドセット兼用端子を装備する。Type-Cは給電ができる「USB Power Delivery」のほか、DisplayPort規格による映像出力が可能な「DisplayPort Alt Mode」にも対応。また、HDMI出力は4Kの出力に対応しており、モニターを使ったプレゼン時に役立つはずだ。

 USB Type-CとType-Aが各2基ずつ搭載されているのが本機の特徴。外付けストレージなどの周辺機器を多く装着できる。本機で作成した書類を外付けストレージに転送したい、プレゼン資料を外部ディスプレーに出力したいといったニーズに応えてくれるに違いない。

 そのほか、有線LANとWi-Fi 6(IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax)の両方が利用可能となっている。通信環境に合わせて無線・有線を切り替えられるのもメリットといっていいだろう。

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