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PHS、サービス終了3日目にして電波を掴まなくなる

2021年02月03日 18時55分更新

 多くの人に惜しまれつつ1月31日に終了したY!mobile(ソフトバンク)のPHS。1995年7月の開始から四半世紀余り(M2M向けのテレメタリングサービスは2023年3月まで提供予定)。長いようにも短いようにも感じるのだが、アステル東京がサービスを終了して早15年、ドコモ終了からでも13年なので、よく健闘したというのが率直な感想でしょう。

ついにPHSの電波をつかまなくなってしまったストラップフォン2

2月に入ってからも着信は可能だったが、ついに不可に
番号の維持はまだ可能

 電話番号を維持するためにサービス終了前に移行手続きを済ませたスピーディー末岡と異なり(「ついに25年の歴史に幕! さよなら大好きなPHS」)、最後の場面に立ち会おうと契約を継続。日付が変わる瞬間を迎えたのだが、予想どおりというか、0時になった途端にブチッと回線が切れるということはなかった。

終了の15分ほど前から通話を開始

日付が変わっても、まだ通話できていました

 さすがに電話の発信やEメールの送信はできなくなっていたものの、着信はその後も可能なまま。それも3日の今日になって、ついにアンテナが表示されなくなり、着信も不可に。PHSの番号に電話をかけると「現在使われておりません」というアナウンスが流れる。

サービス初日からとはいかないもののDDIポケット時代から、24年近い契約期間でした

 随分前にメインではなくなったものの、23年以上使ってきた番号(本当はサービス開始日に契約したのだが、途中で端末をトイレで落として、解約→新規をするハメに!)とも、これでさようならかあ……と思っていたところ、どうやら3月一杯はMNPでの転出(自社のみ可)や、Y!mobileのスマホ契約への特典付き移行もできるとのこと(https://www.ymobile.jp/cp/phs0/)。遠くに引っ越す同級生をクラスメイト全員で見送ったはずが、次の日にコンビニで会ってしまったような感覚なのだが、せっかくの機会なので契約する予定です。

3月31日までは移行も可能

 

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