大画面&大音量スピーカーを内蔵の「AQUOS sense4 plus」はサブスクとの相性ヨシ!
4眼カメラの画質はそこそこ
だが、動画撮影が楽しい!
4眼カメラは、標準(約4800万画素/F1.8)+広角(約500万画素/F2.2/115度)+マクロ(約190万画素/F2.4)+深度(約190万画素/F2.4)という構成。広角カメラの画素数はさほど多くはなく、望遠カメラも非搭載。4眼とはいえ、そんなにスペックが高いわけではありません。
では、実際に撮影した写真をご覧ください。広角はやや画質が落ちるので、やはり標準をメインで使いたいところ。標準はナチュラルな色・明るさで写り、屋内で食べ物や花を撮っても、フラッシュなしで明るく写りました。マクロは画質はかなり落ちますが、結構近寄れます。
過度な期待をしないほうがいいのは暗い場所での撮影性能。夜景はかなり画質が粗くなります。スマホの画面で見るぶんには気になりませんが、プリントしたり、テレビの大画面に映したりすると気になるでしょう。
独自の撮影アシスト機能が充実していることは利点。構図を決めるためのグリッド(格子線)はどの機種でも表示できますが、AQUOS sense4 plusでは、被写体に合わせて14パターンのガイド線から選んで表示させることができます。「インテリジェントフレーミング」をオンにして撮影すると、オリジナル画像に加えて、オススメの構図に補正された画像も保存されます。
写真を撮る以上に楽しめそうなのが動画撮影。動画を撮っている間に、AIが自動的にシャッターを切って、静止画が保存される「AIライブシャッター」は超便利。自動で撮影される写真は、必ずしも理想的な構図ではないものの、動画撮影に集中することができます。
ただ動画を撮るだけで自動で約15秒のショートムービーが編集される「AIライブストーリー Pro」、再生時にAIが被写体を認識してズームアップする「フォーカス再生」も楽しめました。約6.7インチの大画面+ステレオスピーカーは動画との相性がよく、このAQUOS sense4 plusを買ったら、動画を撮影する機会がグンと増えそうな気がします。というか、撮らないともったいないです。
【まとめ】ミドルハイ端末として申し分のない仕様だが……
CPUはSnapdragon 720G(2.3GHz+1.8GHz/オクタコア)メモリーは8GBで、ストレージは128GB。ミッドレンジの中では上位の仕様でしょう。動画を撮ったり、編集したり、ゲームをしたりもしてみましたが、ハイスペック機と比べて遜色がなく、キビキビと操作できました。
カメラアプリを長く起動していたり、動画を見たりしても、背面がさほど熱くならないことも◎。これは、端末の内部で熱を広げる独自の放熱設計によるものでしょう。
SIMフリーモデルながら、防水(IPX5/8)・防塵(IP6X)とおサイフケータイに対応。FMラジオチューナーを内蔵し、インターネットラジオとFMラジオの両方が聴ける「ラジスマ」も利用可能。従来のAQUOSスマートフォンと同様に、シャープ独自の「エモパー」や、簡単にスクリーンショットが撮れる「Clip Now」などの便利機能も搭載しています。
筆者もそうですが、このスマホを使って、機能や使い勝手に不満を感じる人は少ないでしょう。ですが、ものすごく満足度が高いわけでもないんですよね。価格も、高くも安くもない微妙な設定。もう少し高くてもハイスペックモデルが欲しいという人もいれば、機能が減ったとしても安いほうがいいという人もいるでしょう。そのあたりで迷う人には、ど真ん中の端末かもしれません。
AQUOS sense4 plusの主なスペック | |
---|---|
CPU | Snapdragon 720G 2.3GHz+1.8GHz オクタコア |
メモリー/ストレージ | 8GB/128GB |
ディスプレー | 約6.7型フルHD+(2400×1080ドット) |
アウトカメラ | 標準(約4800万画素/F値1.8)+広角(約500万画素/F値2.2)+ マクロ(約190万画素/F値2.4)+深度(約190万画素/F値2.4) |
インカメラ | 標準(約800万画素/F値2.0)+深度(約190万画素/F値2.5) |
バッテリー容量 | 4120mAh |
サイズ/質量 | 約78×166×8.8mm/約197g |
OS | Android 10 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver.5.1 |
防水/防塵 | IPX5・IPX8/IP6X |
顔認証/指紋認証 | 〇/〇 |
おサイフケータイ/NFC | 〇/〇 |
カラーバリエーション | パープル、ホワイト、ブラック |
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります