240Hz駆動で動画・ゲームも得意な「AQUOS zero5G basic」は全方位に使いやすくなった
今回レビューするのは、シャープの「AQUOS zero5G basic」。これまでに登場しているzeroとzero2は約140gの軽量ボディーが特徴でしたが、本機種はzeroシリーズ初の5G対応モデルです。
キャリアでの取り扱いはauとソフトバンクで、現在発売中です。共通カラーは「ブラック」。加えて、auは「ホワイト」、ソフトバンクは「ブルー」を用意しています。価格はauが6万7160円(税込)、ソフトバンクが6万5520円(税込)となっています。なお、au版は「AQUOS zero5G basic DX」という名前です。何がDXなのかは後述。
さて、今回はソフトバンクモデルを1週間ほど使う機会を得たので、その使い勝手をレポートしてきます。
軽量ボディーではないが
ディスプレーの実力は高い
zeroシリーズの最新機種とあって、ボディーそのものに期待していたのですが、手に取ると意外にも標準的なサイズ感をしています。横幅75mm、厚さ9mmとそこそこガッシリしており、片手では親指が反対側になんとか届く程度。手が小さい人には、片手での操作は難しいかもしれません。
以前に本連載でAQUOS zeroをレビューした際は、その軽さや取り回しの良さにとても驚いた記憶があります。軽量ボディーはzeroシリーズの圧倒的な魅力であっただけに、5G対応となっても、できれば軽さにはこだわってほしかったと感じました。
本体右側には、音量ボタンと電源ボタンに加えてGoogleアシスタントキーを搭載しますが、電源ボタンと間違えて押してしまうこともありそうなので、アシスタントキーは左側搭載でもよかったかもしれません。とはいえ、片側にあれば押しやすく、慣れれば問題なく使えるでしょう。アシスタントキーには、Googleアシスタント以外のアプリを割り当てることもできます。
本機は5G(3.7GHz帯)に対応。試しに5Gエリアとなっているソフトバンク銀座の前で速度を計測してみると、下り246Mbpsを記録。思うように速度が出ないときもあったものの、上りが安定した速さを見せていたのが印象的でした。
有機ELを採用したディスプレーは、約6.4型、フルHD(2340×1080)の解像度。動画や写真を表示して見ると、発色が非常に良く、鮮やかに表現してくれる印象です。
また、240Hz駆動(毎秒240回の表示状態の変化を実現)が可能な「ハイレスポンスモード」を搭載しており、ゲームプレイ時でも映像はなめらかで、かつタッチ操作への反応も高速。音ゲーをプレイするユーザーにはぴったりではないでしょうか。
通知のブロックや画面録画などのといったゲーミング設定・機能は、プレイ中でもステータスバーから変更できます。ゲームの攻略サイトや動画をすぐに検索できるのも便利です。
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