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ミドルレンジながらも防水防塵に対応した「Xperia M4 Aqua」

2021年02月01日 10時00分更新

 国内では発売されなかったXperiaのグローバルモデル。今回は2015年第2四半期に登場した「Xperia M4 Aqua」を紹介します。コードネームはTulipで、シングルSIM、デュアルSIMのモデル番号はともに「E23xx」。Aquaという名称のとおり、防水・防塵に対応したスマートフォンです。

 ディスプレーサイズが約5型(1280×720ドッド)のIPS液晶を搭載し、全体のデザインはXperia Z4と非常に近いテイストとなっています。本体サイズは約72.6×145.5×7.3mm、重さは136gと軽量コンパクト。基本スペックとして、ミドルレンジ向けでありながらSoCはSnapdragon 615(MSM8939、1.5 GHz、オクタコア)が採用され、メモリー2GB、ストレージは8GBと16GBのモデルが存在しています。OSは、Android 5.0(Lollipop)を搭載。カラバリは、ブラック、ホワイト、コーラル、シルバーの4色展開でした。

 バッテリー容量は2400mAhとかなりの容量で、「STAMINAモード」を設定することで、アプリごとにバッテリーの消費を極力抑えてより長く使えるカスタマイズもでき、緊急用の「Ultra STAMINAモード」を使えばさらに長持ちさせることもできます。

 側面にはXperiaシリーズならではの電源ボタンとボリュームボタン、カメラボタンがあり、フレームのラウンド具合やコーナーの構成までXperia Z4と見分けがつきにくいほどの共通点があります。フレームの処理はXperia Z4のメタル製に対して、Xperia M4 Aquaはマットな樹脂製でした。

 リアカメラは、約1300万画素で、F2.0と明るいレンズを採用しつつ、感度はISO3200にまで対応。52のシーンを自動認識して最適な設定にしてくれる機能も搭載されていました。また、動画撮影時にも手ぶれ補正やHDRに対応して、逆光のような明暗差のあるシーンでも白とび黒つぶれの少ない自然な色の動画の撮影ができるなど、カメラ性能は充実していました。

 端末名にもなっている防水防塵性能は、IP65(IP6Xの防塵性能とIPX5の防水性能)とIP68(IP6Xの防塵性能とIPX8の防水性能)。 さらに防塵性能は粉塵の侵入を防ぐレベルのIP6Xと、防水性能としては噴流水と水没の両方の規格に対応していました。本体側面にあるSIMスロットやmicroSDカードスロットはカバーで覆われており、microUSB端子とイヤホンジャックにはカバーはなく、キャップレス防水のため、直刺しできるようになっています。

 ただ残念ながら、入力IMEに「POBox Plus」は搭載されていませんでした。

 バッテリーの持ちが良く、カメラ機能やNFCなど最低限の機能を備えて、加えて防水防塵を本格的に導入したモデルとして登場しました。以降はみなさんがご存知のとおり、Xperiaシリーズのフラッグシップモデルには、防水防塵機能は標準搭載されていくことになるのです。

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