オプテージが展開するモバイルサービス「mineo」は27日に発表会を開催。料金プランを全面リニューアルし、2月1日から「マイピタ」を開始すると発表した。
月20GBプランを大きく値下げして月1980円に!
5Gや通話定額などの機能はオプションで追加可能
「マイピタ」では、これまで6段階用意されていたプランを1GB/5GB/10GB/20GBの4段階に集約。月20GBコースは音声機能付きSIMで月1980円(以下、すべて税抜)、月5GBコースで月1380円など、従来プランと比べて、大幅に値下げされている。なお、mineoはドコモ/au/ソフトバンクのトリプルキャリア対応だが、いずれも同じ料金に統一されている。
また、1回10分までの通話定額(月850円)、5G通信(月200円)、速度制限時に最大500kbpsで使い放題になる「パケット放題」(月350円)といったオプションはそのまま用意し、必要な人だけ追加できる形になっている。
新料金プランの提供に合わせて、5月31日までキャンペーンも展開。5GB以上の音声SIMの新規契約者には「月額基本料金割引キャンペーン」として、3ヵ月間、月1080円を割引。また、「パケット放題」の期間中の申し込みで最大4ヵ月間、オプション料金が無料になる。
今回の料金プランのリニューアルの背景について、同社 経営本部モバイル事業戦略部長 福留康和氏は、「新しい生活様式における節約志向の高まり」「よりシンプルでわかりやすい料金プランへの期待」といった要因を挙げ、「本当に必要なものを必要なだけ選んで安く使いたい」といったユーザーの要望に応えるべく、「私にピッタリ」という意味で「マイピタ」と名づけた新料金を始めたとする。
またmineoの現状としては、2019年以降、格安SIMを取り巻く状況に変化があったこともあり、鈍化の傾向となっているものの約121万回線と堅調であると説明。これまでと同様にファンとの繋がりなど、mineoらしさを重視しつつも「ベース価値の刷新」を進めて、独自のポジションを確立したいとした。
今回の値下げが可能になった要素としては、今後予定されている音声卸料金の低廉化や経営効率化を盛り込んでいるという。具体的には、ピーク時の帯域を下げる努力、固定通信サービスと一体化したサポートの効率化、ユーザーのファン化によるプロモーションコストの低減などとしている。
一般社団法人テレコムサービス協会のMVNO委員会が総務省に提出した、「MVNOは現行の接続料や卸料金では新料金プランへの対抗が難しい」とした資料との関連性では、現状のmineoのサービス水準で提供するにあたっては、上述の要素や努力によって、今年度も含めて利益を確保可能としているが、一方でピーク時の通信速度など、MNOのサービス水準に対抗するにはさらなる接続料の低減が必要となってくるという考えを示した。
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