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ハクスラ系RPG「Godfall」はRadeon RX 6900 XTで4Kも快適!美麗グラフィックの近接アクションが楽しい

2021年01月27日 11時00分更新

文● 松野将太 編集● ASCII

GPUには最新のハイエンドモデル「Radeon RX 6900 XT」を用意。フレームレートを検証した

■ゲームタイトル:Godfall
■メーカー名:Gearbox Publishing
■価格情報:8580円
■公式サイト:https://www.gearboxpublishing.com/game/godfall/

ハクスラ系アクションRPGを
美麗なグラフィックスで楽しめる最新タイトル

 「Godfall」は、近接戦闘に特化した3人称視点のアクションゲーム要素と、探索によりキャラクターを強化していくハクスラ系ゲームの要素を兼ね備えるアクションRPGだ。PlayStation 5のローンチタイトルとしても知られる本作だが、次世代機対応のゲームらしく、美麗なグラフィックスは注目すべき点の1つ。PC版の高い画質設定を適用した状態では、その優れたグラフィックスをさらに堪能できるのが大きな魅力だ。

リフレクションの多い派手なグラフィックスが特徴的。戦闘シーンもエフェクトが派手で見栄えがする

 さて、ハクスラ系のゲームにはありがちなことだが、本作も根幹にあるストーリーは極めて簡素と言っていい。滅亡に瀕した世界「アペリオン」で、プレイヤーは主人公の「オリン」を操作し、神に匹敵するほどの力を手に入れた自らの兄弟、「マクロス」の野望を阻止するための戦いに身を投じていく。「昇天の儀式」を行なわんとするマクロスには4人の強大な配下がおり、この配下を撃破していくことで最終的にはマクロスとの決戦にたどり着ける、という非常に分かりやすい構造だ。

本作は倒すべき敵が序盤から示されており、物語は非常にシンプル

 作中で主人公のオリンや敵味方の戦士が身にまとっているのは、装着者の力を大きく引き上げる鎧「ヴェイラープレート」。オリンはこのヴェイラープレートと、装備可能な5つの武器種、ステータスを引き上げてくれるアミュレットや指輪といったアイテムで自身の力を底上げし、次第に強くなっていく。

 特に武器は重要で、ロングソード、ポールウェポン、ウォーハンマー、グレートソード、デュアルブレードの5種類はそれぞれに技が異なるため、自分の好みや入手状況に合わせて切り替えていく必要がある。このあたりも目新しいシステムではないため、この手のタイトルに慣れているプレイヤーであればすんなりとゲームに馴染めるだろう。

主人公のオリン達が身に纏っているのが「ヴェイラープレート」。全12種類が用意されており、拠点で装備するプレートを切り替えることが可能だ

 基本的には、拠点からミッションを受注してマップに移動し、そのミッションの目標を達成して報酬を入手する、といった行動を繰り返していくことになる。多くの装備品はマップ上にある宝箱や敵の撃破、ミッションのクリアで入手でき、ミッションごとのレベルに合わせた装備品がドロップするため、オリンのレベルを上げつつ、なるべく高レベルのミッションを早めに受けていくのがスムーズな進行方法と言えるだろう。

 ミッションごとに推奨レベルは用意されているものの、レベル差による攻略難易度の調整はあまり露骨ではなく、さらに死亡してもリスタートが容易なため、無視してしまってもさほど問題ではない印象だ。

ミッションではマップを探索し、敵を倒しつつ装備品を集めていく。目新しさはないが、キャラクターが次第に強化されていく楽しみを味わえる

 戦闘は非常にオーソドックスなTPSアクションであり、弱攻撃と強攻撃、ガードやパリィ、回避といった行動を組み合わせて敵を倒していく。すでに述べた通り、5つの武器種はそれぞれモーションや「テクニック」と呼ばれる固有技が異なるため、これを使いこなしていくことが安定した攻略の近道になるだろう。パリィの受け付けタイミングの判定がかなり緩めで、回復アイテムは3つまでストック可能、なおかつ戦闘中にもドロップするなど、戦闘難易度はそれほど高くない。

複数の敵相手には範囲攻撃を有効活用するのがベスト。パリィでも周囲の敵がまとめてひるむため、しっかり狙っていきたい

 ただし、多くの敵を相手にする場面では考えなしに突っ込むと背後から殴られてしまうような事態が頻発する上、ロックオンシステムやカメラ操作に若干のクセがある点には注意すべきかもしれない。ウォーハンマーなどの範囲攻撃をうまく活用して複数の敵の動きを止める、遠距離攻撃も可能なシールドスローでノックダウンさせるなど、立ち回りでカバーするのがベターだ。

弱攻撃で敵のHPにある白枠のゲージを溜め、強攻撃で一気に減らすのが「ソウルシャッター」システム。攻撃の使い分けに意味があるため、積極的に活用しよう

 また、弱攻撃でゲージを溜めてから強攻撃で相手のHPを一気に削ることが可能になる「ソウルシャッター」、画面中心部に表示されている照準(レティクル)を敵の弱点に合わせて攻撃する「弱点攻撃」など、独特のシステムを頭に入れておくと戦闘を有利に運べる。

 弱点攻撃はスキルポイントを使ってアンロックする必要があるが、ボス戦などでも有用なため、早めに覚えておくことをすすめたい。スキルポイントでアンロックできる行動には他にも「シールドアタック」や「吸奪」などがあり、最終的には取れる行動がかなり多くなるため、拠点のトレーニングルームでその都度操作に慣れておくべきだろう。

拠点のトレーニングルームでは各技のコマンドが見られるが、このルーム内でしか見られないのがやや不親切

スキルは取得順が決まっていないものの、「武器テクニック」や「弱点」は早めに取得しておくべき

 一度慣れてしまえば、この手のタイトルにしてはキャラクターがかなりキビキビと動けることもあって、操作感はかなり爽快な部類だと感じた。雑魚戦ではなるべく迅速に敵を排除してパリィやシールドスローをしっかり活用すること、ボス戦ではモーションを見て、回避が難しい状況ではいったん距離を取ることを心がければ、こういったタイトルに馴染みのない人も十分に戦えるだろう。

 スキルのアンロック順で攻略難度は変わってきそうな印象はあるものの、「武器テクニック」や「弱点」、「極性攻撃」を優先して取得しておけば、序盤からそれなりに強いアクションが取れるため、それほど苦労はしないはずだ。

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