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光学式ドライブ内蔵で休憩時のDVD鑑賞も、室内の持ち運びは問題なし!

大画面17.3型で作業効率アップ、在宅作業マシンにちょうどいい税別7万円台のお手頃ノートPC「mouse F7」

2021年01月29日 11時00分更新

文● 周防克弥 編集●八尋/ASCII
提供: マウスコンピューター

軽めの写真編集であれば快適にこなせる

 次は、クリエイティブ系のAdobe Photoshop Lightroom Classicでの動作もチェック。2400万画素のデジカメで、撮影した500枚のRAWデータをPSD16bit形式とJPEG(最高画質)に書き出す時間を測定してみた。

 書き出しにかかった時間はPSD、JPEGともに約20分と、それなりの時間を要した。ただし、本機のSSDはSATA接続なので書き出し時に書き込み待ちも発生する心配はあったが、500枚の書き出しでは、最後まで書き込み待ちは発生しなかった。ストレージのアクセスは、たまに100%まで上がることはあったが、それによってCPUの処理が止まることはなかった。

Lightroomの書き出し処理ではGPUはほぼ使用しない。CPUの使用率はほぼ100%まで上がるが、ターボブースト時の最大クロック3.60GHzまで上がることはなく2.3GHz程度で処理が行なわれていた

 500枚の書き出しに約20分かかるが、1枚あたりは約2.4秒。さすがにこのクラスのマシンで業務的な使い方をする人はそうそういないだろうし、20~30枚なら1分そこそこで書き出せるので、十分な速度といえるだろう。業務的な使い方を想定している人はそれなりの時間がかかると思っておいたほうがよく、搭載メモリーが8GBなのも十分な性能を発揮できていない可能性もあるので、余裕があるなら増設して16GBにしておいたほうが、色々と便利に使えるだろう。

 Lightroom Classic同様、PhotoshopもGPUはあまり使用しないが、一部のフィルターでは有効に機能する。またちょっとしたパラメータの変更によるプレビュー作成と表示でもGPUは機能するのでそれなりの処理能力が必要だ。しかし、内蔵グラフィックでも意外といってはなんだがかなり普通に使える。画面の書き換えやプレビュー表示に多少の反応に遅れはあるが待たされるというほどの時間ではなく、実用性は十分にあるといっていいだろう。

ぼかしフィルターではプレビュー作成と表示でGPUへの負荷が高くなる。ディスクリートGPU搭載機と比べると、書き換えやプレビュー反映は若干遅れる感じだが作業の妨げになるほど待たされることはない

 書き込みや読み込みスピードは、SATA接続の理論値がほぼほぼ出ている。より高速なNVMe接続のSSDのほうが最近は主流で、大容量ファイルの転送を行なうシーケンシャルリード/ライトは倍以上の速度が出るが、実際にエクスプローラーなどでのファイル操作やアプリケーションの起動などでは、ランダムアクセスのほうが重要になり、SATA接続でも十分に早く操作が行なえる。

ストレージはSATA接続の256GB SSD

Lightroom Classicでの書き出し時に気になったので内蔵ストレージのテストも行なってみた

 17.3型と大きめなディスプレーを内蔵しているため、持ち運びには制限があるものの、物理的に大きな画面は作業効率は格段に上がるといっていいだろう。スペース的な問題からデスクトップパソコンを置きたくない人や、家の中でも場所を変えてパソコンを使いたいと思うなら選択肢として上位にあげたい。

 内蔵グラフィックを利用するため、グラフィック負荷の高いゲームや3D系の処理は苦手ではあるが、一般的なテキスト中心の作業やウェブ、動画閲覧ならまったく不満を感じない性能は持っている。ホームユースを中心に考えるなら畳んでしまえる利点もあり、デスクトップパソコンと違って設置場所を選ばずどこにでも移動して置いて使用できるので、広い画面で汎用性に優れたスタンダードパソコンとしてかなり優秀だ。

(提供:マウスコンピューター)

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