どこにでも持ち歩ける軽さ、長時間のバッテリー駆動、そしてタフに使える頑丈性のすべてを備え、ビジネスモバイル機として人気の高いレッツノート。中でもSVシリーズは、12.1型ディスプレーを採用したメインストリームモデルだ。
このSVシリーズの2021年春モデルとして登場した「SV1」では、ついに第11世代インテル® Core™プロセッサーを搭載。“Tiger Lake”の開発コードで知られているこのCPUは、グラフィックが“インテル® Iris Xeグラフィックス”へと進化し、内蔵GPUながら、ゲームなどのホビー用途でも活躍できるだけの実力を備えているのが大きな特徴だ。
本稿では、このSV1シリーズの実力をチェックしていこう。
SV1シリーズ(店頭モデル)の主なスペック | |||||
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品番 | CF-SV1DFNQR | CF-SV1DDUQR | CF-SV1CDMQR | CF-SV1CDSQR | CF-SV1CDCQR |
本体カラー | ブラック | ブラック&シルバー | シルバー | ||
OS | Windows 10 Pro 64ビット | ||||
CPU | インテル® Core™ i7-1165G7 プロセッサー(キャッシュ 12MB、インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー2.0利用時は最大4.70 GHz) | インテル® Core™ i5-1135G7 プロセッサー(キャッシュ 8MB、インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー2.0利用時は最大4.20 GHz) | |||
コア数 | 4コア | ||||
メインメモリー | 16 GB 拡張スロットなし | 8 GB(拡張スロットなし) | |||
ストレージ | SSD:512 GB (PCIe) | SSD:256 GB (PCIe) | |||
光学式ドライブ | ブルーレイディスクドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | 非搭載 | ||
ディスプレー | 12.1型(16:10) WUXGA TFTカラー液晶(1920×1200ドット) アンチグレア | ||||
LAN / Bluetooth | 有線LAN:1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、無線LAN:Intel® Wi-Fi 6 AX201 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠、 Bluetooth v5.1 | ||||
ワイヤレスWAN | LTE(4G) nano SIM | 非搭載 | |||
セキュリティ | 顔認証対応カメラ/指紋センサー(タッチ式)/TPM (TCG V2.0準拠) | ||||
カードスロット | SDメモリーカードスロット | ||||
インターフェース | USB3.1 Type-Cポート(Thunderbolt™ 4 テクノロジー対応、USB Power Delivery対応)、USB3.0 Type-Aポート×3、LANコネクター(RJ-45)、外部ディスプレイコネクター(VGA)、HDMI出力端子(4K60p出力対応)、ヘッドセット端子(マイク入力+オーディオ出力)、ステレオスピーカー | ||||
カメラ | フロントカメラ:有効画素数 最大1920×1080ピクセル(約207万画素)、アレイマイク搭載 | ||||
バッテリー | バッテリーパック(L):10.8V 定格容量:6300mAh | バッテリーパック(S):7.2V 定格容量:5900mAh | |||
駆動時間※1 | 約19.5時間 | 約12.5時間 | 約13時間 | ||
サイズ | 幅283.5 mm×奥行203.8 mm×高さ24.5 mm (突起部を除く) | ||||
質量※2 | 約1.169 kg | 約1.109 kg | 約1.009 kg | 約0.929 kg | |
Microsoft Office | Microsoft Office Home & Business 2019 | なし |
※1:JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)に基づいて測定。バッテリー駆動時間は動作環境・液晶の輝度、システム設定により変動します。充電容量を段階的に制御してバッテリーパックを長寿命化しています。
※2:付属のバッテリーパック装着時。平均値。各製品で質量が異なる場合があります。
高性能を支えるレッツノートSV1の高度な技術
最近のノートPC向けCPUは、性能の向上に伴い発熱が大きくなってきていることから、メーカーが性能と省電力のバランスを変更できるようになっている。つまり、同じCPUを搭載しているノートPCでも、性能を抑えて長時間駆動と静音性を重視する製品や、この逆に、ひたすら最大性能が出せるようチューニングしてある製品といったように、個性が出せるようになっているわけだ。
レッツノートSV1の設定は、ずばりパフォーマンス重視。独自の「Maxperformer」を搭載し、高い性能を長時間持続できるようチューニングされているのが特徴だ。このMaxperformerを支える重要なパーツとなっているのが、独自設計のCPUクーラー。
ファンの羽根を47枚から79枚へと増量し、風量をアップ。さらに、放熱フィンの表面積を大きくすることで、ボディサイズを変えることなく、CPUをより強力に冷却できるよう進化している。
ただし、いくら高い冷却能力があるとはいえ、常時フルパワーで動かせるわけではない。もしそんなことをしてしまえば、バッテリー駆動時間も短くなるし、何より、冷却能力が追い付かなくなってしまう可能性もある。
そこで重要となるのが、温度や負荷を監視し、最適な速度でCPUを制御する技術。高負荷時は最初の一定時間だけ高クロックで動作させ、あとは動作クロックを下げて持続可能なクロックで動作させる……というのが通常だ。
Maxperformerでは、この動作をさらに細かくチューンアップ。最初の高クロック動作時でも熱に余裕があれば、更に高いクロックで動かしてくれるのだ。しかも、高い冷却能力のあるクーラーを採用しているため、この高クロック状態を長時間続けられるというのも特徴となる。
つまり、高い冷却能力と状況に合わせた柔軟な制御が行えるMaxperformerにより、SV1の性能の高さが支えられている。
説明はこのくらいにして、実際の性能を見てみよう。
インテル® Core™ i7プロセッサー搭載
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(jp.store.panasonic.com/pc/)
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