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東京メトロ線5駅で視覚障がい者ナビゲーションシステム「shikAI」開始

2021年01月18日 14時00分更新

 東京地下鉄(東京メトロ)およびリンクスは1月18日、東京メトロ線5駅で視覚障がい者ナビゲーションシステム「shikAI(シカイ)」の運用を開始すると発表した。1月27日にアプリを公開する。

 shikAIは、駅構内の点字ブロックにQRコードを設置。iPhoneのカメラで読み取ることで、現在地から目的地までの駅構内の移動ルートを導き出し、音声で目的地まで案内するシステム。視覚障がい者の方に安心して駅を利用してもらうことを目的に企業アクセラレータープログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR 2016」で最終審査を通過したリンクス(当時プログレス・テクノロジーズ)が2017年に開発をスタート。東京メトロ総合研修訓練センターや有楽町線辰巳駅、新木場駅などで合計150名以上の視覚障がい者の方に協力してもらいながら実用化に向けた検証を重ねてきた。

 検証の結果を踏まえ、利用者の要望を反映したシステムが完成したことから、1月27日よりshikAIアプリを公開。千代田線・副都心線:明治神宮前〈原宿〉駅、有楽町線:新木場駅 辰巳駅、副都心線:北参道駅 西早稲田駅で運用。 4月までに順次東京メトロ線内での対象駅を拡大(銀座線:外苑前駅、有楽町線:東池袋駅、護国寺駅、豊洲駅)。合計9駅での運用を予定しているほか、その後も対象駅の拡大を検討しているという。

 利用はiOS 4.0以降のiPhone(Android非対応)。利用にあたっては、アプリ内でアカウントを登録すると歩行指導員から電話連絡があり、日程確認ののち実際に展示ブロックの上で使用法を説明する(説明後にアプリが利用可能となる)。

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