週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「CES 2021」で発表

パナソニック、AI搭載の有機ELテレビ「JZ2000」

2021年01月12日 16時05分更新

「JZ2000」

 パナソニックは1月11~14日(米国東海岸時間)に開催される「CES 2021」に合わせて、有機ELテレビのフラッグシップモデル「JZ2000」を発表した。

 サイズは65型と55型を展開。高画質のコンテンツ試聴のほか、低遅延技術をサポートするなどゲーム向けの機能を搭載する。

 本製品は、再生中のコンテンツを自動的に識別して最適化する「HCX Pro AIプロセッサー」を備える。毎秒画像を分析し、再生中のコンテンツをリアルタイムで識別。画像と音質を自動的に最適化するために、過去に視聴したコンテンツを学習し、ライブラリーと比較する。

 たとえば、サッカーを見ていることを検出すると、画質を調整してフィールドの草やプレーヤーをよりリアルに表示するほか、サウンドをスタジアムで観戦しているように調整するという。また、テレビがユーザーが映画を見ていることを検出すると最適な色で表示し、同社がハリウッドとのコラボで培った専門知識に基づいて画質を調整する。

 Dolby Vision IQ、Dolby Vision、フィルムメーカーモード、HLGフォトなどの幅広いHDRフォーマットに対応。特にフィルムメーカーモードでは、同社独自の「インテリジェントセンシング」を追加し、周囲の光のレベルに基づいて画像を動的に調整する。HDRコンテンツを部屋の照明に合わせて補正する「HDR10+アダプティブ」もサポートする。

 その他、同社のスマートTV OS「MY HOME SCREEN 6.0」の最新バージョンを搭載。リラクゼーション映像を表示する「MyScenery」や、2つの別々のBluetoothデバイスに同時に音声を送信するデュアルBluetooth接続などの新機能を利用できる。

 さらに、ゲーム時の遅延を大幅に削減する「ゲームモードエクストリーム」機能を備える。HDMI 2.1可変リフレッシュレート(VRR)および高フレームレート(HFR)をサポートするほか、ゲーム専用の画像モード(ゲームモード)を搭載。HDMI信号パワーリンクをサポートし、古いセットトップボックスやPCなどのCECでサポートされていないデバイスで使いやすさが向上するという。

 サウンド面では、Technicsのエンジニアのサポートを受けて開発したトータルサウンドシステム「TunedbyTechnics」を搭載。従来の上向きスピーカーに加えて、新たに側面スピーカーを組み合わせた「360度SoundscapePro」を採用し、ドルビーアトモスの没入型オーディオ体験を提供するという。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事