コロナ禍により一進一退を体感している日本。「ニューノーマル」「ウィズコロナ」というキーワードととも生活せざるを得ない状況で、日本国内でも10月からスタートした「Go To」関連施策は11月中旬からの感染者再拡大によって難しい状況になっており、海外への旅行はさらに難しい状況となっている。
そんな中、食卓で世界を旅することができる、というキャンペーンをサントリーが開催している。その名も「食卓で世界を旅しよう」。
自宅でも海外旅行気分を味わいたい、ということで、やはり自宅でも楽しめるといえば食だろう。そこにお酒もあるとなお良い。そして世界で飲まれているお酒で身近なものといえばワインだ。
毎年11月に「ボジョレー・ヌーヴォー」の新酒が解禁されることは日本でもお馴染みだが、「ボジョレー・ヌーヴォー」以外でも特にワイン文化が盛んな欧州各国には様々なワインが存在する。その中でも「No.1」の称号を得ている5つブランドを今回は紹介したい。
フランス国内で圧倒的地位を得ている“キング・オブ・ボルドー”
まず紹介するのはフランスの「バロン ド レスタック」だ。「IRI FRANCE 2001-2019データ」において、フランス国内で年間販売数量が19年連続で1位と圧倒的地位を得ている銘柄だ。赤・白とも日本国内でも簡単に購入可能で、どちらも1,500円程度と手ごろな値段で手に入る。
この銘柄と合わせたいのが赤であればその濃厚な味わいに合わせるために肉料理、白はオーク樽熟成によるバニラ香が特⾧なので、白身魚やスモークサラダチキンが合う。
美食の国イタリアで30年以上愛されているイタリアワインの重鎮
続いてはイタリアの「タヴェルネッロ」。「IMPACT DATABANK2018」において、世界で最も売れたイタリアワインブランドとして有名な銘柄だ。「タヴェルネッロ」とは、イタリア語で「小さな居酒屋」という意味で、家族や友達とおいしいものを食べながら楽しんで欲しい、という意味が込められているという。
こちらも赤・白とも日本国内でも入手に困ることは無く、どちらも750mlで1,000円程度と手ごろな値段で購入できる。この「タヴェルネッロ」は「小さな居酒屋」という意味の通り、居酒屋メシで楽しみたい。赤であればタレで、白であれば塩で、焼き鳥と楽しむのがオススメだ。
150カ国以上で愛されているスペインを代表するスパークリングワイン
次はスパークリングワインを紹介したい。「IWSR1989年~2018年」において販売数量30年連続世界No.1カヴァ(スペイン産スパークリングワイン)として、150カ国以上で愛されている「フレシネ」だ。
シャンパンと同じ瓶内二次発酵製法由来のグラスの中できめ細かく立ちのぼる泡が特長で、特別な日はもちろん、日常のちょっとしたご褒美にも飲みたい1本だ。
瓶にもこだわっており、緑色のワインボトルが一般的だった20世紀初頭、液色が見えお洒落な白い擦りガラスに入ったスパークリングワイン「フレシネ カルタ ネバダ」を発売し、革新的かつ高品質なデザインが大好評。その後も「フレシネ コルドン ネグロ」において、今もお馴染みとなっている黒い擦りガラス瓶を採用し世界中で大ヒットとなるなど、ボトルデザインにもこだわりぬいた銘柄だ。
スパークリングワインということでカルパッチョやピザなどとの組み合わせはもちろん、天ぷらやカキフライとも合うのが意外だ。またブランド担当者からはバケットの上に焼き鳥を乗せてオリーブオイルをかける簡単おつまみをオススメされたが、これも非常に合うマリアージュなので、是非試してみて欲しい。
日本でも50年以上愛されてきたドイツワイン
次に紹介するのはドイツワインだ。「リープフラウミルヒ マドンナ」は日本で50年以上愛されてきており、IWSR2020において日本でのドイツスティルワイン(泡の立たないワイン)では売上1位の銘柄だ。
ドイツの聖母教会で生まれた「幸せのワイン」と呼ばれており、その味わいは完熟の桃のような上品な香りとやさしい甘さとすっきりとした余韻で、甘口と辛口の中間に位置するような飲みやすいワインだ。
このやさしい甘さを持つ「リープフラウミルヒ マドンナ」は、実はピリ辛料理とよく合う。カレーやエビチリなどと楽しむと、軽やかな甘さが辛みをうまく包み込んでくれることだろう。
世界的ロゼブームの火付け役となったポルトガルワイン
スタイリッシュなボトルと甘すぎない微発泡ワインの「マテウス ロゼ」は、1942年にポルトガルで誕生した本格派ロゼワイン。「インテージSRI国内ワイン市場2019年8月~2020年7月販売容量」において日本で販売されるポルトガルワインで最も売れている銘柄だ。
世界120か国以上で販売されており、ポルトガルから輸出されるワインの約4割はマテウスというほど、ポルトガルを代表するワインだ。また「マテウス ロゼ」はそのボトルも特徴的だ。創業者であるフェルナンド氏が第一次世界大戦の兵士のフラスコからヒントを得て考案されたもので、そのおしゃれなデザインが注目され、ヨーロッパではSNSに多数投稿されるなどファッションアイコンにもなっている。
そのさわやかな味わいは食前酒・食中酒として楽しめ、シーフードやサラダなど軽めの食事や、中華やタイ料理などとも合う。また筆者は今年の結婚記念日にはこの「マテウス ロゼ」で乾杯した。特別な日にも登場できる1本だ。
食卓で世界を旅しようキャンペーンを開催中
今回紹介した5ブランドを含む15ブランドの輸入ワインを対象に、販売元のサントリーでは「食卓で世界を旅しようキャンペーン」を開催中。各国のワインを味わった後のお楽しみとして、チェックしてみるのもいいだろう。
筆者は普段ワインを飲む習慣は無いが、今回のように「欧州No.1」と銘打たれると試してみたい気になった。ワインは気になるけど銘柄が多すぎてどれを飲んだらいいのか…という方は、今回紹介した5本から試してみてはいかが?
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