ゲームダウンロード時間も短縮だ
同じく、29.53GBの「フォートナイト」をダウンロード(インストール)した際の時間を計測してみると、1201Mbpsリンク時は1分40秒ほど短縮した。通信速度は時間帯などで変わり、サーバー側の影響もあるので、ゲームなどのダウンロード時間は必ずしも短縮するとは言えないが、大容量化が著しいゲームのダウンロードが短縮する可能性があるのは明らか。デジタル版のみで提供されるゲームもあるだけに、Wi-Fi 6での高速化は見逃せないところだ。
PS5を「RT-AX56U」に接続してみた
PS5を最大1201Mbpsの「RT-AX56U」と、867Mbpsの「RT-AC59U」に接続して、PS5の設定にある「ネットワーク」から通信速度をテストすると、ダウンロード時の通信速度はともに200Mbps台だったが、42GBオーバーの「フォートナイト」をダウンロードしてみると、「RT-AC59U」では約12分26秒のところ「RT-AX56U」は約7分56秒でダウンロード&インストールが完了。約36%速度が向上と、Wi-Fi 6ルーターの効果はしっかりと出ている。
PS5では、ゲームをダウンロードして遊ぶ他、Netflixなどの動画アプリの視聴、リモートプレイなどもできる。新機能であるシェアスクリーンでは最大16人の友達に自分のゲーム画面をリアルタイムで配信できる。そうした、配信を無線LANで実施する際も、従来機よりも高速なWi-Fi 6ルーターであれば、より安定した通信が期待できる。
ダウンロードほどではないが、アップロード速度も向上しているため、録画した自分のプレイ動画をYouTubeなどにアップする時間も、Wi-Fi 5ルーターよりも早く上げられる。そのため、PS5を既に持っている、今後買う予定があるのなら、無線LANルーターの買い替えで、予算を削ってまでWi-Fi 5ルーターを購入するのではなく、コスパの高い「RT-AX56U」を購入した方がイイだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう