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アイドル新井愛瞳がSDGsに切り込む

アプガ(仮)の新井愛瞳が天然水の森で保全活動を体験!

2020年12月23日 11時00分更新

 SDGsというキーワードが世間をにぎわせるようになって久しい。SDGsとは「持続可能な開発目標」のことで、国連に加盟している193か国が2016年から15年間で達成するために掲げた17項目の目標だ。

 今回の連載では、アップアップガールズ(仮)(※以下アプガ(仮))の新井愛瞳がそのSDGsに切り込む。新井はペットボトルリサイクルの問題でサントリーの取材経験がある。アプガの中でも社会問題に聡いメンバーだ。今回は同じサントリーの協力のもと、「サントリー天然水の森」の保全活動について取材する。

天然水の森の活動

 サントリーは「水と生きる」を企業理念にしており、水の会社であるという自負がある。ビールも、ウイスキーも、お茶も、“いい水”が無いと作ることができないからだ。“いい水”とは地下水、すなわち天然水のことだ。天然水は豊かな森林土壌が形成されている場所で育まれるという。サントリーでは“いい水”を守るために、「天然水の森」と名づけた水源保全活動を行なっている。この活動は、グループの生命線である天然水の持続可能性を支える「基幹事業」という位置づけで、取り組まれているのだという。

森の保全活動の実態とは

 では、保全活動とは実際に何をしているのか。それを知るために新井が訪ねたのは、東京都あきる野市にある「天然水の森 とうきょう秋川」だ。まずはどういった活動をしているのかを知るために、サントリーの山田健さんから活動内容を教えてもらう。

 天然水を育む森にとって重要なのは、健全な森林土壌が形成されていることだ。砂や粘土だけの無機質の土では水が浸み込むことが出来ない。一方、森の中で、落ち葉や草の根などの有機物が供給されると、小動物や微生物の力で土が団粒化し、フカフカの手触りに変わっていく。スポンジのようになった土壌には雨水が浸み込みやすくなり、また微生物的な水質浄化機能も高まっていく。

 これがどのような効果を発揮するのか、模型を使って新井が体験してみた。堅い土とフカフカの土にそれぞれ泥水を注ぎ、どのようにろ過されるかを確認する実験だ。前者の土壌ではあっという間に水があふれて洪水のように流れ出してしまい、土の中には水が浸み込まず、汚れもほとんど取れなかった。後者の土壌では、吸い込まれるように水が浸みていき、その後、地層模型の中を、ゆっくりと浸みていき、一番下から出てきた水はキレイに浄化されていた。これが豊かな土壌が持つ水をたくわえ、キレイにする機能だ。そうした機能の高いフカフカの土壌を形成するためには、森を適切に手入れして保全していくことが必要だ。目に見えた水の違いに、新井も「土が違うだけでこんなにキレイになるんですね!」と感心しきりだった。

森での体験前に説明を聞く新井

新井が森で除伐作業を体験

 土壌の保全と再生のためには通常はプロの手による本格的な整備が必要だが、今回行うのは、比較的容易に出来る不要な木の除伐だ。ちなみにサントリーの社員は、全員、一度はこの作業を体験しているという。

 「天然水の森 とうきょう秋川」は、かつては薪や炭を取るためにコナラなどの落葉樹を育てていた里山林だった。明るい森として長年手入れされてきたのだが、人の手が入らなくなるとアラカシやヒサカキなどの常緑樹が侵入して、真っ暗な森に変化してしまう。そうすると地表を守ってくれていた草や落葉の低木が消滅して土壌流失を招く。

 今回は、その侵入してきた常緑樹を除伐する作業をするのだという。そうすることで、長年里山で生きてきた「明るい場所を好む」植物や、その植物を餌とする昆虫や動物を呼び戻し、豊かな地下水を育むフカフカな土の再生につなげていくのだ。

 説明を受けた後に森に到着した新井は、山田さんの説明を受けながら実際に森を歩き、森の状況を確認していく。しばらく歩くと、数本の常緑樹が重なっていることで、地面に光が届かなくなっている箇所を発見した。この木を除伐することでまた一つ光が差し込む場所を作ることができる。

 実際に除伐を始めた新井は、レクチャーを受けながらノコギリを使って木を切っていく。「筋がいい」「力強い」という言葉を受けながら、あっという間に1本のヒサカキを除伐した。続いて周囲のヒサカキも切っていき、そのままにしておくと危険なため、切った木を適正な長さに整えていく。こうして数本の木を切ったところで光が差し込んできた。「こういうことなんですね!」と新井が思わず声をあげた。ここで今回の体験取材は終了。実際に体を動かして体験したことで実感が沸いたようだった。

サントリー山田健さんと新井

実際に除伐して木を整えた新井

 体験後、新井は「小学生の頃に環境に関する授業は受けたことがあり、どちらかというと“木を大切にしよう”という意識が強くて、木をむやみに切らないことが森の自然保護だと思っていましたが、木を切ることが森を守ることにつながることがある、ということが新しい発見でした。実際に森を歩いたことで、木の生え方や光の入り方を目の当たりにして、“この木は確かに切った方がいいな”と思いましたし、切った後の光の入り方を見ることができたので、より実感できたと思います。」と率直な感想を話してくれた。説明や座学だけでなく体験したことによって、より理解度の高い取材になったことだろう。

 勉強が好きで真面目、「動くことが好き」と語る新井らしく、楽しみながら体験してくれた。卒業する新井にとって、アプガ(仮)として最後のアスキーでの取材となったが、これからも持ち前の真面目さで様々な問題に興味を持ってもらい、発信していって欲しいと思う。

新井愛瞳(@arai_manami_ao)
1997年11月生まれの23歳。担当カラーは青。
真面目な性格で社会問題にも関心が高い。10月23日に卒業を発表した。

☆アップアップガールズ(仮) information

アップアップガールズ(仮) クリスマスパーティーツイキャス生配信
開催日時:2020年12月24日(木)19:00開始
配信URL:https://twitcasting.tv/c:upupgirls_official

アップアップガールズ(仮) ありがとうを伝えたいンストアイベント
開催日時:2020年12月25日(金)17:00開始
開催場所:タワーレコード錦糸町パルコ店

アップアップガールズ(仮) 卒業セレモニー~旅立ちの挨拶~
開催日時:2020年12月26日(土)
      ・古川小夏(9:45開演)
      ・佐保明梨(11:45開演)
      ・森咲樹(13:45開演)
     2020年12月27日(日)
      ・新井愛瞳(14:45開演)
開催場所:渋谷 ICON

アップアップガールズ(仮) 5人の卒業セレモニー~旅立ちの挨拶~
開催日時:2020年12月27日(金)16:30開演
開催場所:渋谷 ICON

第4回ももいろ歌合戦 出演決定!
 現メンバー+新メンバーの総勢12名で出演!
 <放送予定>
 AbemaSPECIAL2チャンネル
  12月31日(木)18:00〜1:00(予定)
  https://abema.tv/channels/special-plus/slots/B9hMh2X8K9ePRq
 BS日テレ
  12月31日(木)19:00〜0:45
 ニッポン放送
  12月31日(木)22:00〜23:50

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