「学園」――それはお色気漫画に欠かせない定番舞台
かつて月刊少年ジャンプ/マガジンに惹かれていた我々にとって、学園+エロは鉄板の組み合わせだ。『Oh!透明人間』『やるっきゃ騎士』『いけない!ルナ先生』などなど、学園お色気漫画は枚挙に暇がないほど多数存在する。もちろん「まんが王国」に収録されている最新作にもその系譜は脈々と受け継がれている。
これはもはやトレーニングと言う名の……
既刊:5巻(継続中)
著者・作者:原田重光、かろちー
掲載誌:月刊ヤングマガジン
発行元:講談社
https://comic.k-manga.jp/title/109187/pv
陸上部でパッとしない成績の高校生・浩太は、かつて“トラックのビーナス”と呼ばれていた義姉の恭子にコーチを依頼することに。
ところが彼女が提案してきたのは、思いもよらないトレーニング方法だった。性欲を我慢することでテストステロン値を上昇させてアスリート能力を向上させるというそのトレーニングには、セクシーな肢体で迫る恭子の挑発も含まれているのだった。
禁欲トレーニングシーンがひたすらにセクシー描写なのは当然というものだが、普通のスポーツトレーニングシーン自体もこれまたセクシーであり、学園エロコメディーの新たな地平が見える気がする。オススメ!
アニメ化大成功のギャグ+お色気漫画
既刊:10巻(継続中)
著者・作者:サンドロビッチ・ヤバ子、MAAM
掲載誌:裏サンデー
発行元:小学館
https://comic.k-manga.jp/title/97723/pv
食べることが大好きな女子高生・紗倉ひびきは、友人のひと言をきっかけにダイエットを始めようと決意する。運動を1人では続けられない彼女が入会したのはスポーツジム。……しかしそのジムはガチのボディービルダーも通うようなマッスル強化系ジムだった!
ひびきはジムで同級生の奏流院朱美(お嬢様)と出会い、互いに研鑽し合いながらトレーニングを重ねていくのだが……。筋肉トレーニングについては、かなりマジメな解説が描かれているが、そのモデルがひびきと朱美なものだからセクシーさ炸裂。ギャグ要素も多く、楽しみながら筋力トレーニングについて学べる。話題になったアニメ版を見た人はマストバイだ。
現役JKエステティションがまさか●●だなんて……!
既刊:2巻(完結)
著者・作者:鈍色家電
掲載誌:MFコミックス フラッパーシリーズ
発行元:KADOKAWA
https://comic.k-manga.jp/title/140445/pv
雑居ビルの一角にある、とあるマッサージ店。そこには不思議と女性客ばかりが集まるという。店員たちは皆、超一流の女性施術師なのだが、じつは触手みたいな多腕だったり体内電気を使ったりする「異形」エスティシャンなのだ。そんな店舗へやって来るのは、身体に不調を抱えている女子高生や女教師。ハイクオリティーな施術を受けて心身ともに回復していく……。
施術シーンは異形描写と、何よりマッサージされる女子の恍惚描写が相まって独特なセクシーさを醸し出している。舞台が高校の回も多く、学園もの+異形女子+マッサージという独特な視点で興味の尽きない作品だ。
バイオレンスに塗れた「学校の怖い話」
『トイレの花園さん』
既刊:1巻(継続中)
著者・作者:志峨丘トウキ
掲載誌:バンブーコミックス
発行元:竹書房
https://comic.k-manga.jp/title/46694/pv
学校にまつわる「都市伝説」を独自解釈したショートストーリー作品集。タイトルになっている『トイレの花園さん』は、転校したての女子高生・花園さんが、孤独な昼休みに「トイレメシ」を敢行していたのだが、ある日同級生がその個室に「トイレのハナコさん」がいると勘違いして話が大きくなっていき、そこにホンモノのハナコさんが――というストーリー。
セクシーかつ容赦のないバイオレンス描写が、ありがちな学園都市伝説をリアルな恐怖へと変えていく。
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