■小学生が、1万円オーバーのマウスを買いにくる時代
─ASCII BESTBUY AWARD 2020にノミネートされた製品を3つ紹介していただきましたが、最後に清水さんの個人的なイチオシ製品などはありますか?
清水さん「そうですね…。このマウスなんかは、かなり特徴的で面白いと思いますよ。」
─これはまた、不思議な形のマウスですね。軽量さに特化したのかな?
清水さん「「Finalmouse Ultralight 2 - CAPE TOWN」という有線マウスです。ネットではある程度有名だと思うんですけど、一般的な知名度はほとんどないニッチな製品だと思います。でも、このマウスを、小学生が買いに来るんですよ…!」
─小学生が、1万4000円のマウスを買いに来る、だと…!?
清水さん 「ビックリしますよね。お年玉のポチ袋を握りしめて「ファイナルマウス下さい」ってお店に来る小学生が、実際にいるんですよ。ネットの動画で見たのか、あるいは自分の好きなプロゲーマーがオススメしていたのか、おそらくそのあたりでこのマウスのことを知ったのだと思います。」
─むしろそれ以外だとどんな経路で知ったんだという気持ちにもなりますね。僕はこのマウス、今日初めて知りました。
清水さん「言ってしまえばLogicoolやRazerのような、定番メーカーではありませんからね。デザインも特徴的ですし、実際に触ると軽量さを感じられます。」
─肉抜き加工がとても効いてますね。長時間プレイする人には、軽量なマウスは使いやすい気がします。あとは手汗が気になる人とか。
清水さん「僕としては「小学生がこんなニッチな製品を知れるほどに情報が受け取りやすくなってるんだな」と驚いた製品でもあります。」
─シンプルに、小学生のうちからマウスに1万円を出すって、スゴイ気がします。
清水さん 「やはり、何かしら知るきっかけがあったんでしょうね。小学生にまで情報を届けるほどですから、発信側の影響というのは、これからさらに強くなるんじゃないでしょうか。」
─思ったんですけど、名前も良いですよね。ファイナルマウス。小学生的には刺さる気がします。
清水さん「それも有り得そうですね(笑)。」
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