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スーパー耐久 2020レポート 3

スーパー耐久第4戦もてぎは序盤の接触で順位を落としたバースレーシング

2020年12月09日 12時00分更新

スーパー耐久のシーズンオフは年明け!
まだまだ激しいレースが続く!

 2020年のピレリ スーパー耐久シリーズ第4戦が11月21~22日にツインリンクもてぎで開催され、ASCII.jpが応援する19号車 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4MR(福田幸平/松本武士/塩津佑介/奥村浩一)は、ST-Zクラス5位となった。

 新型コロナウイルスの影響で9月の開幕となったが、早くもシリーズ後半戦に突入したスーパー耐久シリーズ。今回のもてぎ大会は全8クラス混走の5時間耐久レースのフォーマットで争われた。

19号車 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4MR(福田幸平/松本武士/塩津佑介/奥村浩一)

 21日に行なわれた公式予選では、0.1秒を争う接戦が展開されたST-Zクラス。そんな中、19号車は一つでも上のポジションを獲得するために果敢にアタック。まず、Aドライバー予選では福田が出走し2分02秒315をマークし、クラス6番手につけると、Bドライバー予選では松本武士がアタックを担当。2分00秒755を記録し従来のコースレコードを上回るもライバル勢も手強く、トップタイムを奪うことはできずクラス4番手となった。これにより、2人のタイムを合計した総合結果では、ST-Zクラス7番手となった。

 22日の決勝レースは5時間耐久ということもあり、午前11時にスタートが切られた。今回はレース中に3回のドライバー交代を伴うピットストップを行なう必要がある。総合12番グリッドからレースに臨んだ19号車は松本がスタートドライバーを務め、序盤から積極的に攻めていく作戦に出た。しかし1周目の混戦で順位を落としてしまうと、開始から10分が経過した5周目に左リアタイヤにトラブルが発生しスローダウン。序盤から思わぬ緊急ピットインを余儀なくされた。

 これでクラス最下位まで後退した19号車。5時間の長丁場レースとはいえ、ここからクラス首位を目指すのはかなり難しい状況となった。それでもチームは諦めることなく挽回を開始。

 1時間40分を迎えるところで1回目のピットストップを実施し福田が乗車。安定したペースで周回を重ね、クラス6番手まで順位を取り戻した。19号車はスタート3時間を迎える手前のところで2回目のピットストップを行ない塩津に交代すると、後半も関わらず粘り強い追い上げをみせた。

 レース終盤には再び松本がステアリングを握りラストスパート。最終的にクラス5番手に浮上し、チェッカーフラッグを受けた。ただ、序盤でのタイヤトラブルが大きな痛手となってしまい、チームにとっては悔しさの残る1戦となってしまった。

エントラント代表
奥村浩一氏コメント

 予選は予想通りの順位です。上位7番手までは、タイムは僅差でそんなに離れていなかったんですよ。うちのクルマは特別馬力のあるクルマでもなく、どちらかと言うと軽さとバランスのクルマなので、一発の速さはないんです。

 オープニングラップ後、一時4番手まで順位を上げましたが、他車との接触でタイヤがバーストしてしまいました。ピットに戻ってタイヤを換えガスも入れコースに復帰した時は、2周もラップダウン(周回遅れ)され大きく順位を落としてしまいました。

エントラント代表 奥村浩一氏

 その後は、完走目指して淡々としたレースとなり、予選と同じ6位でレースを終える事になりました。序盤のトラブル、今回はそれに尽きると思う。もし接触がなければ、ラップタイムはトップ集団とほとんど変わらなかったので、同一周回でバトルもできていたでしょう。

 接触だけで済めば良かったんですが、バーストしてしまったのが今回敗因ですね……。

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