三越伊勢丹は12月2日、オンライン完結型のビジネスウェアカスタムオーダーサービス「Hi TAILOR」(ハイ・テーラー)にて、オン・オフ兼用で着用できる「カジュアルスーツ」を販売開始した。
従来のハイ・テーラーのラインナップにあったトラディショナルなスーツだけでなく、軽くて動きやすい仕様でもオーダーできるようになった。オフィスカジュアルや休日の着こなしなど、オンでもオフでも着用できる実用性の高い一着だとしている。
肩パッドや毛芯といった副資材の工夫により軽量化を実現。着心地も軽やかだという。ドレススーツと比較してニットやTシャツと言ったカジュアルアイテムと相性が良いほか、ネクタイとのコーディネートも問題ないという。
また、カジュアルスーツ発売を記念して、日本橋三越本店にて期間限定のポップアップを開催。期間中、モダンスタイルスーツを始めとしたハイ・テーラーの商品の実物を確認できるという。期間は12月2日から22日まで、場所は日本橋三越本店 本館2階メンズパーソナルオーダーサロン。
三越伊勢丹 デジタル事業部の篠崎克志氏は、今回のローンチについて以下のように語ってくれた。
「今年に入って我々の業界だけではなく、世界規模で様々な変化が生まれています。オンライン完結型という我々のサービスは結果として時代に合っていると考えますが、正直ビジネスウェアの市場はシュリンクしています。
けれども私はこう考えます。たとえビジネスウェアのマーケットがシュリンクしていても、ビジネスウェアは無くならない。ただし今のままでは時代にそぐわない部分もある。そしてこのスーツ、シャツを着る文化を無くしたくない。それをより多くの人に伝えるためには、商品だけではなくてお客様との接点、買い方、購買体験をきちんと設計する必要があります。
今回ローンチするカジュアルスーツは、Hi TAILORが大切にしている『時間価値を大切にする人たちにもっと気軽にカスタムオーダーを』のコンセプトに加えて、多様化する働き方に合わせて、見た目はきっちりしたビジネススーツだけど、軽くて、動きやすくて、ケアが簡単を具現化しています。今後ビジネスウェアはより多くのシーンに対応できるような汎用性がキーワードになってくると考えます。
みなさまにもお気に入りの一着、なんとなくいつも着てしまう一着があると思います。それはきっとデザインだけではなくて、着心地や細かい仕様などに無意識に惹かれて着用しているのだと思います。そんな『なんとなくいつも着てしまう一着』に我々も仲間入りできるように、日々精進してまいります」
Hi TAILORは、オンライン完結型のカスタムオーダーサービス。オーダーサービスが持つ敷居の高さや来店までの手間・面倒といったものを無くし、手軽にビジネスウェアを選べる。サイズ測定は人の手を介さない「自動採寸」を取り入れているため、オンライン上でデザインを選定した後は、自身の写真2枚と身長・体重の入力、フィット感の選定のみで注文が完了する。
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