週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

どこにいても安全・快適なネットワーク利用が可能というサービス

VAIO、LTE over IP技術によるリモートアクセスサービス「ソコワク」

2020年11月27日 15時30分更新

リモートアクセスサービス「ソコワク」

 VAIOは11月27日、リモートアクセスサービス「ソコワク」の提供を開始した。価格は、端末1台当たり月額770円から。VAIO PCをはじめ、すべてのWindows 10搭載PCで利用できる。

 ソコワクは、優れたコストパフォーマンスで、どこにいても安全・快適なネットワーク利用が実現するリモートアクセスサービスとしている。サービス名は、「あなたがいれば、“そこ”は“ワーク”プレイス」というコンセプトから。

 リモートワークが普及する一方で、VPN接続をはじめとする従来型のリモートアクセスサービスにおいて情報漏洩などのトラブルや、利用者急増で接続遅延などの問題が起きているという。ソコワクは、VAIO独自の個体認証技術(LTE over IP技術)に基づく各種ソリューションを通じて、従来型のリモートアクセスサービスにおける課題を解決するとうたう。

 本サービスは、仮想閉域ネットワーク(Virtual Closed Network)で通信内容が保護される上、強固な個体認証技術により、シャドーIT(企業で管理されないプライベート用デバイスなどを業務に使うこと)の防止ができ、PC本体からSIMカードだけ盗難された場合でも、SIMカードだけではネットワークに接続することはできないとする。管理ポータルを利用することで、緊急時にも迅速に回線を停止できる。

 また、PCを起動するだけで自動的にセキュアネットワークを確立するので、利用者による操作が不要。利用者のリテラシーを問わず快適につながるので、接続方法などを説明するマニュアルの用意も不要で、パスワードの更新やその連絡、トークンの管理や紛失などの対応も必要なく、管理者側にも負担が少ないとしている。

 さらに、専用の機器を必要としないクラウド型サービスのため、初期コストは最小限に抑えられ、その後の保守・運用に追加の費用もかからず、リモートアクセスを実現するためのトータルコスト(TCO)を削減できるとする。回線種別を問わず、有線LAN・無線LAN・携帯ネットワーク、あらゆるネットワークに対応。低コスト回線を自動選択することで、携帯ネットワークの通信量も節約できるという。

 同社は2019年7月よりLTE対応のVAIO PC向けにリモートアクセスサービス「VAIO Secure SIM」を提供しており、ソコワクはすべてのWindows 10搭載PCで利用できるように、VAIO Secure SIMを拡張したもの。VAIO Secure SIMからの進化点として、マルチベンダーに対応するほか、サポート対象モデルをWindows 10 version 1809以降(64bit OSのみ)に拡大したことなどを挙げている。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう