前回の「iPhone 12 Pro Max」に続いて、秋の大型スマホシリーズ。今回はなんと、折りたたみ式である。閉じると細長いスマートフォン、開くと大画面のタブレット、(ノートパソコンのように)半分だけ開くと上半分をファインダーにして下半分で操作できるという、デカくて高いけど面白いスマートフォンなのである。その名は「Galaxy Z Fold2 5G」。まず、開くとこんなにでかい。
ここに写ってる猫、なんとうつ伏せになるのが得意。いやもう「え? 猫ってそんな格好で背筋伸ばしてうつ伏せで寝るもんだっけ?」とびっくりしちゃって。猫は丸くなって眠る、いや時にはもっとぐでっとした格好で寝ることもあるけど、真っ直ぐになってうつ伏せになる猫は珍しい。このまま匍匐前進しそう。
というわけで、まずはいつもの保護猫シェルター QUEUEから。この折りたたみ式のスマホ、気に入っているのはモバイルノートPCのようにパカっと開いた状態で撮影ができること。そうすると上半分が撮影用のファインダーになり、下半分に直前に撮った1枚と操作系インターフェースが表示される。だから、その辺にポンと置いて撮れる。めちゃ楽チン。良い場所があったら三脚要らずなのだ。
こういう撮り方ができるのってなかなかない。まあ、折りたたみ式のスマートフォン……それも大きなディスプレーが真ん中で折りたためちゃうという妙なスマートフォン自体が珍しいわけで、そういう構造ならではのユニークな撮り方というわけだ。
地面すれすれで猫を撮りたいときなんかこの状態で床に置いちゃえばOk。ローアングルで撮ったピンクの肉球なり。
トリプルカメラを搭載しており、一つは超広角カメラ。狭い室内を広く撮るときにいい。前回、iPhoneで同じような写真を載せた気がするんだけど、まあいいや。
猫って高いところにいたり低いところにいたりするし、猫を撮る時も高いところから撮ったり低いところから撮ったりしたいわけで、そんなときにこのスマホは楽しいのだ。さらにディスプレーが内側にも外側にもついてるので(外側のをカバーディスプレーと呼ぶ)、端末を開いてカバーディスプレーを使えばこんな風に猫自撮りも高画質なリアカメラでできる。
この機能を使ってソファの背で寝てるうちの猫を肩越しにこっそり撮ってみた。
こんな風に折りたたんでも開いても写真を撮れる、なんとも「ここまでやるか」感満載の未来のスマートフォンなのである。その分価格も高いのだけれども、いろんな撮り方ができる面白いさは類を見ないのであった。最後は外で撮った猫を。
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筆者紹介─荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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