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アストロスケール、デブリ除去実証実験衛星を2021年3月に打ち上げ

2020年11月26日 16時00分更新

 アストロスケールホールディングスは11月18日、民間初となるスペースデブリ除去実証実験衛星「ELSA-d (End-of-Life Services by Astroscale - Demonstration)」を2021年3月に打ち上げると発表した。

 ELSA-dミッションは、サービサー(およそ175kg)とクライアント(およそ17kg)で構成。軌道から機能しなくなったオブジェクトを排除するために、難易度の高い捕獲実証実験を行なう。近接ランデブー技術と磁気捕捉メカニズムを備えたサービサーは、強磁性ドッキングプレートが内蔵されたクライアントを繰り返しリリースとドッキングを行なう。

 磁石を用いた複数回におよぶ捕獲とリリースにより、接近(相対航法)、診断(近傍制御・作業)、捕獲(ランデブー・ドッキング)、捕獲後の軌道変更といったデブリ除去に必要なコア技術を一連のシステムとして実施する計画。

 打ち上げ事業者はGK Launch Service。カザフスタンのバイコヌール基地よりソユーズロケットにて打ち上げられる予定。

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