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パロアルトネットワークス、次世代SD-WANソリューション「CloudGenix SD-WAN」などを発表

2020年11月18日 15時30分更新

 パロアルトネットワークスは11月18日、次世代SD-WANソリューション「CloudGenix SD-WAN」と新たなSD-WANアプライアンスを日本市場で展開すると発表した。

 パロアルトネットワークスが4月に買収したCloudGenix社の次世代SD-WANソリューションに、機械学習機能とPrisma Accessとのシームレスな連携を追加。新たなSD-WANアプライアンスも提供する。

 次世代SD-WANソリューションは、アプリケーション層の可視化でネットワーク部門がアプリベースのポリシーを作成。すべてのアプリに対するSLA(サービス品質保証)を提供可能になる。また、機械学習とデータサイエンスにより運用と問題回避を自動化することでサポート工数を最大99%削減。拠点向けサービスをクラウドから提供するため管理の簡素化とともに導入時間を短縮可能、高い投資利益率が実現できるとしている。

 とくに機械学習と分析機能では、複数のアラームが発生した際に根本原因のイベントを自動識別でき、問題解決までの時間が大幅に短縮。状況に応じて問題解決も自動化するという。同社では、将来的に機械学習を他分野でも活用することを計画している。

 CloudGenix SD-WANは、業界で最も包括的なSASE(Secure Access Service Edge)プラットフォームであるPrisma Accessとシームレスに連携し、拠点内および拠点間のトラフィック、さらに拠点からパブリッククラウドまたはプライベートクラウド上にホストされるアプリケーションへのトラフィックも保護可能。クラウドでホストされるAPIアーキテクチャーを利用してPrisma Accessなどのクラウドサービスとシームレスに連携する。

 新たなSD-WANアプライアンス「CloudGenix ION 1000」は、小売業界やSOHO向けに設計。小型・静音設計を採用してリモートワーク環境の構築する際などにパフォーマンス制御や可用性、セキュリティーを確保。「CloudGenix ION 9000」は大規模拠点や本社向け製品で、従来のフラグシップ機器の2倍となるマルチギガビットのスループット性能を備える。

 CloudGenix SD-WANおよびCloudGenix ION 1000、CloudGenix ION 9000はパロアルトネットワークスの各パートナー企業から2021年1月以降に順次提供予定。

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