週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

オーラルB iO8 ホワイト アラバスター

磁気の力で歯をきれいにする電動歯ブラシ「オーラルB iO」の新モデルを試す!

2020年11月20日 19時00分更新

2分以上磨いたときの表示

 ディスプレーのスペックもオーラルB iO9と変わらず、視認性はよい。2分以上ブラッシングをしたときは嬉しそうな顔、ブラッシング時間が足りていないときは残念そうな顔を表示する機能も健在だ。

ブラッシング時間が短いと、反応がよくない

 磨いている感覚も、オーラルB iO9とまったく変わらない。本体のサイズ、形状、使われているテクノロジーが同一なので当然なのだが、歯を磨く能力に関しては違いがないと言っていい。

人工知能ブラッシング認知機能をどうとらえるか

磨いている場所がスマホアプリでガイド表示される

 ただ、単純に「オーラルB iO8はお買い得だ」とも言い切れない。その理由を解説しよう。

 目玉機能である人工知能ブラッシング認知機能を使うためには、公式の無料アプリ「オーラルB」を試用し、スマートフォンとBluetoothで接続する。

 Bluetoothの接続の速さ、安定感、アプリを使ってできることに関しては、双方の違いはない。

 ところがアプリに接続した状態でオーラルB iO9と比較すると、オーラルB iO9の「人工知能ブラッシング認知機能3Dトラッキングシステム」はやはり優秀。磨いている箇所の検知の速度に違いを感じる。

 イメージとしては、オーラルB iO8の方が、磨くポイントを検知するのにワンテンポ遅れる感じ。オーラルB iO9は前歯から奥歯へと場所を移すと、アプリの表示もスムースに切り替わっていく。

 オーラルB iO8も決して悪くなく、はじめて使ったのがこちらなら、違和感は覚えないはずだ。しかし、より上位モデルのオーラルB iO9に慣れた状態で、オーラルB iO8に持ち替えると、差は感じる。

十分に磨けると、表示が濃い青→薄い青→白と変化する

 実売価格はオーラルB iO8が3万2000円前後、オーラルB iO9が3万8000円前後となっており、6000円ほどの価格差がある。そして、オーラルB iO8とオーラルB iO9との性能差も、ちょうど6000円分くらいの価値に感じる。

十分に磨けていないと、「しっかりブラッシングしてください」と言われてしまう

 「磨き具合が見られれば満足で、3Dでトラッキングしてくれなくてもいいよ」という人にとっては、6000円ほど安価なオーラルB iO8の方が魅力的なはず。比べれば差はあるのだが、歯を磨く能力そのもの、歯ブラシとしての性能には違いがないので、こちらで十分という人もかなり多いはずだ。

 反対に、「最新のテクノロジーを余すところなく体験したい!」と思うなら、オーラルB iO9の方が満足度は高いかもしれない。ただ、Core i7とCore i9ほどの違いはない。デジタル製品で例えるなら、iPhone 12とiPhone 12 Proの違いに近いと思う。サイズや仕様はほとんど同じで、使用感も限りなく近いが、外観や、一部の機能に差があるといったイメージだ。

 今回レビューしたオーラルB iO8も、9月にレビューしたオーラルB iO9も、どちらもいい製品であることに違いはないので、自分の使用スタイルやこだわりに応じて選ぶといいだろう。

 オーラルB iO9 ブラック オニキスのレビューも、合わせて参考にしてほしい。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります