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チタンフレームは鯖江で生産

シャープがフェイスシールド開発、液晶テレビAQUOSのモスアイ技術を応用

2020年11月10日 15時40分更新

フレームは鯖江市で生産されることになる

眼鏡で有名な鯖江でチタンフレームを生産

 さらに、プロダクトデザイナーの大浦イッセイ氏がデザイン監修したチタンフレームを採用。フレームとフィルムとの装着感を向上させるとともに、メガネ産業で有名な鯖江産の軽量チタンフレームを採用しているため、耐久性に優れ、長時間でも快適に装着できるという。チタンフレームには、レーザー加工でSHARPロゴが入っている。

チタンフレームの様子

チタンフレームには、レーザー加工でSHARPロゴが入っている

 「眼鏡の生産で培った高い技術力によって、軽量で、フィット感があり、長時間でも快適に装着することが可能」としたほか、「チタンフレームだけでなく、ポリカーボネート製フレームを採用した購入しやすい価格のモデルも合わせて発売することで、様々な用途での利用を提案していく」という。

デザインを監修したプロダクトデザイナーの大浦イッセイ氏

 同社では、「医療現場や受付、接客、居酒屋、レッスンスクール、テレビ局、選挙運動など、昨今、フェイスシールド、アイシールド、マウスシールドが使われる様々なシーンに対して提案をしていく。反射せず、曇らず、クリアで疲れにくいJapan Qualityを提供することで、不便を抱えている利用者に、より高いパフォーマンスを発揮してもらいたい」(SHARP COCORO LIFEの大山社長)としている。

飲食店でのフェイスシールドの利用シーン

教育現場でのフェイスシールドの利用例

歯科衛生士の利用例

 今回のフェイスシールド商品群は、シャープがディスプレイの開発で培った技術をヘルスケア商品に応用した事例のひとつだ。ディスプレイを見やすくするための反射防止用に開発した技術を応用。シャープディスプレイテクノロジー 開発本部技術企画部長兼シャープ米子 代表取締役社長の今井明氏は、「シャープならではの特長機能を持った、使いやすい商品になったと自負している」と語る。

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