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「やっちゃえNISSAN」がやっちゃった! はたらく車展示会に登場したクルマたち

2020年11月07日 12時00分更新

超カッコイイヤツから、超レアまで
普通ではないクルマが勢揃い!

 11月2日に日産 追浜工場にて、大人も子どもも大好きな「はたらく車」の展示会が行なわれた。「はたらく車」が大好きな「体はジジイ、知能は幼児」の筆者は、ASCII.jpにDOGEZAして取材に行かせてもらったので、その様子をお伝えしよう。

 コロナ禍ということもあって、メディアの人数も限定、車も8台限定という展示会だったが、個性的な車両の数々を実際に目にして、一部は試乗もさせてもらった!ひゃっはー!

超最新! 合体変形するパラメディック救急車!

 日産パラメディックは「救急車」の車種名。ただ、見たところ奥にある「NV350」をベースにしているようだ。聞いた話では屋根部分を切り取って、FRPでハイルーフにしているという。そこにパトランプなどを設けているのだ。

 普通救急車にはフロントのボンネットに「救急」の鏡文字が貼られているが、この車両はまだナンバー登録前で貼られていないそうだ。あの鏡文字は救急車に必須らしい。

黒いのが商業用貨物車のNV350。顔つきはまったく同じ

ナンバーと一緒にこの鏡文字も必要らしい

 内部は各種の医療機器が積み込めるように沢山の収納があり、付き添いの家族が同乗したり、別病院に搬送する際に同乗するドクターの座席などもある。筆者は身長165cmだが、屈むことなく立てるほどハイルーフだ。

車内は広々。酸素なども積んであり、マスクで供給することも可能

 運転席はご覧の通り。普通車と違うのは、パトライト社製のサイレンユニットとアラウンドビューモニター、車内用のミラーや運転席側にある交差点進入などの音声を流すスイッチ類だ。さらに医療機器はバッテリーを使うので、電圧と電流メーターも備えていた。

運転席周り。実際の運用についていないので、救急無線は装備されていないようだ

バックミラーは、見通しが悪い救急車のために、前後左右についているCCDカメラの映像を映し出す。右上の写真は左スライドドア上に設けられたCCDカメラ。さらにバッテリーメーターも装備

 不思議なのは左右にスライドドアがある点。左側は乗降用のドアだが、運転席後の右スライドドアを開けると、そこには秘密の収納庫がっ!

ん? この右側のスライドドアはなんだ!?

工具類と酸素ボンベ! 交通事故などで、レスキュー隊を呼ぶ必要がない場合は、これらの工具でドアをこじ開けたりするようだ

 そして最大の目玉が、電動昇降ストレッチャーだ。最近は女性救急隊員も増えているということで、隊員の作業軽減を目指して作られた電動ストレッチャー。まだ数台しか納車していないので、超レア救急車だ。

患者をストレッチャーに移す際は低く

パンタジャッキのようなギアかと思いきや、どうやら電動油圧シリンダー方式。コレで高さを調整して搬送

救急車側にも、このストレッチャーを持ち上げるユニットを装備

 一連の動きをムービーに撮ったのがこれだ! 筆者が感動して声を出しているところは、スルー方向で……。

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