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高齢層はアプリ操作要らずのモバイルSuica、楽天Edyを支持

10代20代がLINEPayとメルペイを支持する納得の理由

2020年11月10日 09時00分更新

スマホ決済は年代ごとに利用サービスが異なる!?

 スマホ決済サービスの使い方は、若者と大人でどんな違いがあるのだろうか。oricon MEによる「スマホ決済サービス」利用実態調査(2020年10月)を見ていきたい。

 スマホ決済サービスを利用し始めた理由は、「ポイントがたくさん貯まる」は10代~20代が40.8%に対して、60代以上は27.8%と、若ければ若いほどポイント目的で利用している。若者層は節約志向が高く、ポイントサイトでポイントを貯める「ポイ活」をしている人も少なくないため、納得の結果と言える。

 なお、2番めに多い理由だった「支払いの際に現金を出すのが面倒だから」は、60代以上で35.0%と最多となり、全体に年齢が高いほうが同様の理由で利用しているようだ。

 「サービスを利用する前の不安」に関する上位5項目をみると、「個人情報や口座、クレジットカード番号等のセキュリティ対策」が最多であり、次いで「不正利用されないか」など、全体の約半数が情報の管理に関して不安に感じていた。「特になかった」という回答では、60代以上が40.0%と最も高く、10代~20代と比べると約15ポイントの差があった。若者層はセキュリティー周りのトラブルに遭った経験などがあり、警戒心を抱いているのではないだろうか。

LINEPayは10代~20代に支持されている

LINEPay、メルペイは若者に人気

 1ヵ月に1回以上の利用者を対象に「最もよく利用しているサービス」を聞いたところ、全体では「楽天ペイ」が15.2%で最多となった。年代別に見ると、10代~20代は「LINEPay」、30代~40代は「楽天ペイ」、50代~60代は「PayPay」と年代ごとに分かれる結果となった。

 年代が若いほど利用者が多かったのは、「LINEPay」と「メルペイ」だ。LINEPayはLINEとの連携でポイントが貯めやすいこと、メルペイはメルカリの売上がそのまま利用できる点が支持されているようだ。LINEもメルカリも若者に人気のサービスであり、連携による使い勝手の良さが受けているのだ。

 一方、「モバイルSuica」「楽天Edy」は年代が上がるほど利用率が高くなっていた。どちらもアプリを起動せずに簡単に利用できる点が支持されている。

 「メルペイは便利。メルカリの売上をそのまま使えるから、よく使っている」とある大学生は言っていた。不要なものはすぐにメルカリで売ることで、収入を補っているそうだ。

 スマホ決済サービスなどの新しいサービスを利用する際にも、背景にはそれぞれ納得の理由が存在するようだ。その年代にうけている理由を知ることで、新しいサービスを展開する参考になるのではないだろうか。

著者紹介:高橋暁子
 ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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