マネーフォワードは10月22日、NTTデータが提供する法人向け総合サービスチャネル提供プラットフォーム「BizSOL_Square」と連携を開始した。BizSOL_Squareを通じて、金融機関向けに新たなサービスラインを提供し、金融機関の法人顧客のDX化を促進する。
BizSOL_Squareは、金融機関と法人・個人事業主との接点のデジタル化や収益機会創出を促進する機能を搭載したプラットフォーム。金融機関のデジタル戦略に合わせて、インターネットバンキングを中心に、NTTデータの認証・顧客管理基盤やFintech事業者等が提供する様々なコンテンツと接続できる。
同社は、2019年11月よりNTTデータと共に、金融機関向けの「法人・個人事業主向け会員制ポータルサイト」を開発・提供し、横浜銀行や北陸銀行に導入している。今回のBizSOL_Squareとの連携により、オンライン融資申し込みUIや、口座の入出金データを元にしたマーケティング機能など、非対面チャネルに対応する機能を提供開始する。
これにより、BizSOL_Squareを利用する金融機関は、法人顧客向けサービスのスムーズな導入が可能になるほか、法人顧客との接点強化につなげられるという。また、法人顧客は、サービスを利用することで、資金管理や経営に関連する業務のDX化を迅速に進められるとしている。
BizSOL_Squareとの連携により、マネーフォワードは金融機関向け法人ポータルを提供。同社の金融機関との連携技術やUI/UXデザイン力を活かした法人ポータルを構築する。
また、法人顧客向けの非対面チャネルの推進・高度化を行なう機能を提供。法人ポータルを通じて、金融機関と法人顧客の非対面のコミュニケーションや融資申し込み、法人顧客の企業データ分析、オンラインでの金融ソリューションサービスとの連携機能を提供する。
非対面チャネルの推進・高度化を行なう機能は、中小企業向け資金管理サービス、各種データの取り込み及びデータを蓄積する基盤の整備、他金融機関法人口座を連携できるアグリゲーション基盤の整備、他金融機関法人口座の入出金データや会計データを活用したマーケティングオートメーション機能、融資の相談や申し込み、契約までオンライン完結する融資申し込みUIの構築、会計ソフトなどの各種データを連携、情報収集(会計データなど)、法人顧客の小口資金ニーズに対応するファクタリングサービス連携機能、決済口座の自行化などを挙げている。
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