カメラ比較ではそれぞれの得手不得手が明確に
ここで、2016年のハイエンドであるiPhone 7と2020年のミドルレンジのPixel 4aとで、カメラの比較をしてみた。
静止画比較
解像感は両者とも優れているが、Pixel 4aの方が暗部がやや持ち上がり、木々がより緑色になるなど、鮮やかな印象を受ける。
やはりPixel 4aの方が暗部が持ち上がり、弱めのHDRが効いているような画になっている。
ズーム対決。どちらもデジタルズームなので画質が劣化するが、最大5倍ズームのiPhoneに対し、最大7倍ズームのPixel 4aの方が画質の劣化が少なく感じる。また、鳥の羽の色もよく出ている。
両機種ともかなりの所まで寄れる。Pixel 4aの方はボケ方が若干不自然だ。
かなり意地悪な条件での撮影だが、大きな差が出た。画角が違うのはさておき、Pixel 4aは逆光でも真っ暗にならなかった。それなりに「後から加工しました」感も強いが、頑張っている。
動画比較
動画比較の所感として、メインカメラは両者とも優れた手ぶれ補正を搭載しているということが分かった。 Androidのミドルレンジスマホは動画の手ぶれ補正が甘い機種が多い中で、Pixel 4aはかなり健闘しているが、iPhone 7の手ぶれ補正は今なお強力で、そこには一歩及ばず。
インカメラについては、iPhone 7はブレブレだが、Pixel 4aはしっかり手ぶれ補正が効いていることが明確で、大きな差となった。
また、自撮りで逆光になった場合、Pixel 4aの方は被写体の顔を認識して、顔を基準に露出補正をかけているようで、後ろを向いたりすると露出補正の基準を失って急に明るさが変わるのが面白い。
マイクについてはiPhone 7がモノラルマイク、Pixel 4aはステレオマイクで収録できる。音の感度もPixel 4aの方が良く、小鳥のさえずりまで収録できていた。
【まとめ】iPhone 7 vs Pixel 4a決着
古いが健闘したiPhone 7、最新らしい性能のPixel 4a
4年前のハイエンド機と今年のミドルレンジの比較は、何もかもが違う機種同士ながら、4年間のスマホの進化が「今のミドルレンジは少し前のハイエンド」を感じさせてくれた。
しかしながらAndroidというOSは、iOSと比べるとまだ若干スマートじゃない部分が残っており、iOSのデキの良さに改めて気付くことも多かった。
それでもカスタマイズ性の広さはAndroidに軍配があり、より自分好みなスマホにしていける奥の深さもその魅力だろう。Pixel 4aを検討している方に、本記事が参考になれば幸いである。
Pixel 4a | |
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価格(税込) | 4万2900円 |
ディスプレー | 5.81型有機EL (19.5:9) |
画面解像度 | 1080×2340ドット |
サイズ | 69.4×144×8.2mm |
重量 | 143g |
CPU | Snapdragon 730G 2.2+1.8GHz (オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
OS | Android 10 |
4G対応バンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18 /19/20/25/26/28/38/39/40 /41/42/66 |
CA対応 | ○(3CC) |
無線LAN | 802.11ac(2.4/5GHz) |
FeliCa | ○ |
カメラ画素数 | リア12.2メガ/イン8メガ |
バッテリー容量 | 3140mAh |
生体認証 | ○(指紋) |
防水・防塵 | × |
SIM | nanoSIM+eSIM |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | Just Black |
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