イエラエセキュリティは9月28日、クラウドサービスを利用する企業向けに「新種マルウェア対策支援サービス」の提供を開始した。
本サービスは、リモートワーク環境で欠かせないクラウドメール、クラウドストレージ、テレビ会議システム利用時における、既知・未知のマルウェア対策を可能にするというもの。ホワイトリストに登録されたアプリの正常な実行フローと比較する、マルウェア攻撃の種類にとらわれない判定技術を採用し、Emotetをはじめとしたマルウェアに対して有効だとしている。
一方、BitDamが計測しているレートでは50万分の1という誤検率の低さを誇る。Emotetの送り方として新たに観測されたパスワード付きzipファイルに対しても、2020年末までに対応予定とのこと。
保護対象は、クラウドメール、クラウドストレージ、ビデオ会議アプリを含むインスタントメッセンジャー。対応プラットフォームは以下のとおり。
保護対象 | |
---|---|
クラウドメール | G Suite、Microsoft 365 |
クラウドストレージ | OneDrive、SharePoint、Google Drive(※)、Dropbox(※)、Box(※) |
ビデオ会議アプリを含むインスタントメッセンジャー | Zoom、Teams、Slack(※) |
エージェント不要のSaaSアプリケーションでの提供となり、各クラウドサービスとはAPIで連携するため、数クリック・数分の設定で全従業員のアカウントに導入可能だという。ひとつのスキャンは数秒で済むため、ユーザーの生産性にも影響はほぼないとのこと。
契約期間は1年(年間サブスクリプション)で、最低利用アカウント数は50アカウント。料金は、1アカウントあたり2508円~4840円。
イエラエセキュリティは、本サービスを無料で試せるトライアルも実施している。トライアルの期間は12月20日まで。無料トライアルの問い合わせはこちらから。
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