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認知機能テストを「らくらくスマートフォンF-42A」に搭載

富士通、米Savonixの認知機能テストをスマホに導入

2020年09月29日 17時30分更新

 富士通コネクテッドテクノロジーズ(以下、FCNT)は9月29日、米サンフランシスコのSavonixが開発・運営する情報処理速度や注意力などの認知機能テストを、FCNT製のスマホに導入すると発表した。

 FCNTはこれまで、携帯電話への歩数計搭載をはじめ、カメラによる心拍数測定、脈波センサーによる血管年齢・体のストレス測定など、デジタルヘルスケア技術を活用したユーザーの健康維持・促進をサポートする機能を、携帯電話やスマホに搭載してきた。

 今回、さらなる取り組みとして、認知機能評価の技術を有するSavonixと提携し、認知機能に関するテスト機能を、全国のNTTドコモ取扱店で発売中の「らくらくスマートフォンF-42A」に搭載することを決定した。これにより、デジタルヘルスケア技術を活用した健康長寿社会の実現への貢献を目指すとしている。

 本機能は、従来の紙ベースの認知機能テストをスマホ上で実現したもので、15~20分程度で認知機能の評価が可能だという。テストを受けることで、ワーキングメモリや実行機能など認知機能に関する8領域における脳機能の状態、長所や短所、改善方法や、生活習慣に関するアンケート結果を踏まえたアドバイスなどを、テストレポートの結果から確認できる。

 初期の認知機能低下は、将来、認知症発症の予兆となる可能性のひとつであり、認知機能のテストは、脳の健康を長期にわたり監視できる良い方法だという。また、食生活、アルコールとタバコの摂取、睡眠などの健康習慣へのアドバイスを参考にすることで、脳の健康維持に利用できるとのこと。

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