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トップ争いが衝撃の結末に!? 波乱だらけのSUPER GT第4戦もてぎ!

2020年09月29日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 写真●加藤智充 編集●ASCII

複数回のセーフティーカー導入で荒れるレース
タイヤ無交換で挑んだ65号車に軍配が上がる

 20周回を超えたあたりから、ピットは慌ただしくなる。最初に飛び込んだのは6号車 ADVICS muta MC86。給油とドライバー交代するものの、タイヤは交換せず。その後、9号車 PACIFIC NAC D'station Vantage GT3、4号車 グッドスマイル 初音ミク AMGなどがピットに入ってくる。

ピット作業を受ける2番手走行の25号車 HOPPY Porsche

 トップの360号車 RUNUP RIVAUX GT-Rがピットインしたのは31周目。フルサービスでピットアウトすると、後ろにはタイヤ無交換作戦の65号車 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥)がピタリと後ろにつける。タイヤが温まっていなかったこともあり、360号車 RUNUP RIVAUX GT-Rは3コーナーでトップを譲り渡してしまう。

65号車 LEON PYRAMID AMG

 後方では、61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTと88号車 JLOC ランボルギーニ GT3による熾烈な3位争いが勃発。37周目のS字で88号車 JLOC ランボルギーニ GT3は61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTのインを刺し3位へポジションアップをはたす。

後方から追い上げを見せる88号車 JLOC ランボルギーニ GT3

 全車ピット作業を終えた39周回目の順位は、65号車 LEON PYRAMID AMGを先頭に、360号車 RUNUP RIVAUX GT-R、88号車 JLOC ランボルギーニ GT3、61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT、9号車 PACIFIC NAC D’station Vantage GT3の順。11番手スタートの65号車 LEON PYRAMID AMGが、タイヤ無交換によるピット作業短縮で順位を上げていった。

トップを譲り渡すも、追い上げにかかる360号車 RUNUP RIVAUX GT-R

 42周目。GT500クラスで接触があり2度目のセーフティーカーが導入される。メインストレート上にはクラス順位ごとにマシンの整列が行なわれた。

 47周回目に再スタート。残り10周のスプリントレースが始まる。無交換のタイヤを労わる65号車 LEON PYRAMID AMGに、タイヤ4本交換で余裕がある360号車 RUNUP RIVAUX GT-Rが猛プッシュ。ここに88号車 JLOC ランボルギーニ GT3が加わり3台がワンパック。

僅差のトップ争い

 しかし残り4周のV字コーナーで360号車 RUNUP RIVAUX GT-Rが、まさかのガス欠でマシンストップ! トップ争いに決着がついた。

混戦を制したドライバーたち

 トップチェッカーを受けたのは、65号車LEON PYRAMID AMG。以下、88号車JLOC ランボルギーニ GT3、61号車SUBARU BRZ R&D SPORTという結果に終わった。

第4戦終了時点でランキングトップの11号車 GAINER TANAX GT-R

 この結果、シリーズランキングは11号車 GAINER TANAX GT-Rがトップ。わずか1ポイント差で65号車LEON PYRAMID AMG、トップから6ポイント差で61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTが続く。第5戦は、第1~2戦が行なわれた富士スピードウェイに再び舞台を移し、10月3~4日に開催される。

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