「ZENOLOGY」の最上位版「ZENOLOGY Pro」も配信開始
音楽制作アプリ「Zenbeats」 アップデートで800を超える音色と90種類のMFXが使用可能に
ローランドは9月25日、パソコン、タブレット、スマホなど幅広いプラットフォームに対応し、手軽に音楽制作を楽しめるアプリ「Zenbeats」(ゼンビーツ)において、サウンドを強化したバージョン2.0を配信した。
Zenbeatsは、音のフレーズを並べていくだけで手軽に本格的な楽曲制作ができるアプリ。パソコン(Mac/Windows)はもちろん、スマホやタブレット(iOS/Android)にも対応する。たとえば、電車での移動時間にスマホで楽曲のアイデアを作ってクラウド・ストレージに保存し、帰宅してからパソコン上で細かく編集するなど、時間や場所を選ばず、音楽制作を楽しめるという。
今回リリースしたバージョン2.0は、ローランドの最新音源システム「ZEN-Coreシンセシス・システム」のサウンドを備える専用プラグイン・シンセサイザー「ZC1」を新たに搭載。800を超える音色と90種類のMFX(エフェクト)が使用可能となった。ピアノをはじめとするアコースティック楽器の音色やシンセサイザーのサウンド、アコースティック・ドラムからリズムマシンTR-808までを網羅するリズム音色を活用して、さまざまなタイプの音楽をスマホやタブレットで手軽に制作できるとのこと。
シンセサイザー「JUPITER-X」をはじめとする、ZEN-Coreシンセシス・システム対応のハードウェアとのシームレスな音色互換も実現した。JUPITER-Xで作成した音色データを、iPadにダウンロードしたZenbeatsでの音楽制作に活用するなど、ソフトウェア/ハードウェアの垣根を超えたスムーズな制作環境を提供し、ミュージシャンやクリエイターの表現の可能性を広げるとしている。
新バージョンは無料でダウンロード可能。なお、ZC1の800種類以上の音色と90種類のエフェクトをはじめとする全機能を使用するには、アプリ内ストアでの課金(14.99USドル~)による機能制限解除が必要となる。また、音楽制作のためのコンテンツを提供するサービス「Roland Cloud」のサブスクリプション・プラン(月額2.99USドル~)登録でも全音色/機能を使用可能になる。
あわせて、「Roland Cloud」で提供しているパソコン用プラグイン・ソフトウェア・シンセサイザー「ZENOLOGY」の最上位版「ZENOLOGY Pro」も、同日から配信している。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります