報道によると、9月27日(米国時間)、米連邦地裁は、TikTokなどのダウンロード配信を禁止するトランプ米政権の措置について、一時差し止めを命じる判断を示したという。TikTok側の求めに応じたかたち。9月28日(米国時間)以降も、同アプリの配信および更新が可能となる。
TikTokのダウンロード配信禁止措置は当初、20日深夜に発効する予定だった。その後、オラクルとウォールマートの2社が、TikTokのグローバル版サービスを分離して設立する新会社“TikTok Global”に出資し、事業提携することで基本合意したことが明らかとなった。米政権もこの提案に対して、原則承認する意向を示し、米国内の“新規ダウンロード禁止”措置について1週間延期する方針を示していた。
また、TikTok Inc.の暫定ディレクターであるVanessa Pappas氏は、9月18日にTwitterなどを通じて表現の自由と、法に基づく適正手続きの保障を求めていく考えを表明していた。
9月20日に予定していた中国発の対話アプリ「WeChat(ウィーチャット)」の利用禁止措置も、裁判所の判断で差し止められている。
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