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第3世代Ryzen 7搭載!リモートワークにも向くASUS「ZenBook 14 UM425IA」の実力をチェック

2020年09月17日 11時00分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

落ち着いたデザインで美しく
打鍵感のあるキーボードでキー入力も◎

 ZenBookシリーズは、2011年に同社初のウルトラブックとして登場した仏教の「禅の精神」にちなんだブランドで、性能面だけでなくデザイン的な調和や美しさにもこだわったプレミアムモデルに位置している。

 外観は従来と同じくシンプルで落ち着きのあるデザイン。天板は軽量なダイヤモンドカットアルミニウム合金製で、同心円が非対象で施されている。

天板には水面に水滴が落ち、波紋が広がるようなZenBookらしいヘアライン加工を踏襲。従来機のZenBook 14 UM431DAはロゴが天板の中央に位置していたが、本機はやや中央からズラし、控えめに主張する形に変わっている

 液晶ディスプレーは1920×1080ドット(フルHD)の14インチ。パネルの種類は非公開だが、IPSパネルと同等の広い視野角を持ち、ノングレアで映り込みが少なく、文字入力作業などには最適。

 ベゼル幅は実測で左右が約2.5mm、上部が約9mm、下部が約11mmの狭額ベゼルとなっていて、それにより本体が一般的な13インチディスプレー搭載ノートPC並みに小型化。画面に集中しやすく、仕事のみならず動画視聴にも高い満足度を得られる。

 従来機のZenBook 14 UM431DAは、キーボードの左右にスピーカーを搭載していたが、本機は底面にスピーカーを配置。これにより、本体の左右ギリギリのスペースまでキーボードが占有し、19.05mmとフルピッチで余裕のあるキー入力を実現。

 キートップは0.15mmの皿状のくぼみと1.4mmのキーストロークを備え、薄型ノートPCによくあるパタパタしたと軽い感触ではなく、指の腹がフィットする感覚と、しっかりとした打鍵感で文字入力がしやすく感じた。

キーボードはキーの間隔を離したアイソレーション設計。14インチとしては小型でありながら、本体の幅全体を使ってキーを配置し、誤入力の少ない快適な文字入力を実現している

 タッチパッドも横長で広く、マウスカーソルの操作にも不満なし。パームレストはシボ加工され、見た目にも美しく、一般的な作業で熱さを覚えることも少なかった。

薄型ノートPCながらも立体的な音質が楽しめる

 スピーカーは従来機と同じくHarman/Kardon製。音の大きさはそれほど大きくはないが、個人で楽しむには十分な音量と、女性ボーカルの高中音域の伸びが良く、立体的な音質が楽しめる。

スピーカーは手前側の左右に配置されている

 インターフェースはUSB Type-Cが2ポート、HDMI出力、USB3.0 Type-Aが1ポート、SDXCまで対応のマイクロSDカードリーダーを備える。有線LANポートはないが、USB接続のLANアダプターが付属しているため、USB3.0 Type-Aが埋まるが有線LAN接続も行なえる。

 やはり薄型で持ち運びに適した製品であるため、インターフェースが少なめであることは否めない。最近はイヤホンや外付けHDDなど、Type-C接続の製品も増えているが、自宅でレガシーのUSBハードディスクやUSBメモリー、マウスなどを複数同時に接続したい場合は、USB Type-C接続のUSBハブを用意しておくと便利だ。

左側面には、左からHDMI出力、USB3.1 Type-Cが2ポート続く。HDMI出力のすぐ横のUSBポートは本体充電も兼ねる

右側面はUSB3.0 Type-AとマイクロSDカードリーダーのみを備える

オプションとして、USB接続でLANに変換できるLANアダプターと、USB Type-Cから3.5mmイヤホンジャックに変換するコネクタが付属している

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