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9月1日は「防災の日」

災害時に備えたいiPhoneの活用方法9選

2020年09月01日 09時00分更新

例えば、ペットボトルに液体を入れ、ライトに重ねるなどすると照明として使いやすい

5:iPhoneをライトとして使う

 iPhoneにはフラッシュライト(懐中電灯)機能が備わっており、停電時などの灯りとして活用可能です。フラッシュライトの付け方は、下記の3通りあるので、もし知らなかった場合には操作方法を確認しておきましょう。

①Siriを起動して「フラッシュライトを点けて/消して」「懐中電灯を点けて/消して」などと指示する
②コントロールセンターに表示されるフラッシュライトのアイコンをタップする
③ロック画面に表示されるフラッシュライトのボタンを長押しする

 なお、iPhoneのライトをランタンのような「照明」として使いたい場合には、半透明のビニール袋や、水を入れたペットボトルなどをライトに重ねて光を拡散させる手法が有効です。

6:現在地を共有する方法を知っておこう

 家族などに、自身の位置情報を共有する方法はいくつかありますが、ここではiOS標準の「マップ」アプリを活用した方法を覚えておきましょう。

「現在地を共有」をタップし(左)、共有方法を選ぶ(右)

 まず、マップを起動したら、自身のいる地点を表す点をタップします。次に、画面下部に表示された「現在地を共有」をタップして、共有手段を指定すればOK。緊急時はもちろん、備えの観点から家族間などで位置情報を共有する方法を普段から試しておき、使い方に慣れておくことを勧めます。

7:電話がかからないときにはFaceTimeも使ってみよう

 電話回線が混雑して使用できない場面でも、iPhone同士などであれば、Wi-Fiやモバイルデータ通信を利用した「Face Time」での通話が通じる可能性があります。ビデオ通話を使えば、映像でコミュニケーションを取ったり、状況を知らせることも可能。緊急時の連絡手段の一つとして認識しておきましょう。

「FaceTime」アプリで発信(左)。「ミー文字」や「アニ文字」などのエフェクトを活用して顔を隠すことも可能だ(右)

8:災害情報はプッシュ通知で届くようにしておこう

 災害時の情報収集にはアプリを活用しましょう。例えば、「NHK ニュース・防災」アプリでは、現在地で発表されている注意報や警報、避難情報などをプッシュ通知で確認できるほか、雨雲や災害の情報をマップ上で可能。台風などのライブ映像も確認できます。また、普段はNHKのニュースを確認できるアプリとしても使えるので、一石二鳥です。

「NHK ニュース・防災」アプリ ※画像をクリックするとApp Storeの「NHK ニュース・防災」に移動します

 また「特務機関NERV 防災アプリ」のように、災害情報を音声読み上げしてくれるものもあります。同アプリでは、緊急地震速報や津波警報などの「重大な通知」について、マナーモードやおやすみモード設定中でも強制的に鳴動するのが特徴です。

9:防災に関する知識を学ぼう

 普段から防災に関する知識を学ぶためには、「東京都防災アプリ」が役立ちます。非難所での生活をシミュレーションしたり、備えるもののチェックリストを確認したりすることが可能。無理なく知識を得られるように、コンテンツによっては、漫画やクイズ形式を採用している部分もあるのが特徴です。なお、東京都内に関しては、災害時に役立つリンクや、災害情報のプッシュ通知なども利用できます。

「東京都防災アプリ」 ※画像をクリックするとApp Storeの「東京都防災アプリ」に移動します

 以上、iPhoneを用いた9つの防災Tipsでした。しかし、いざ緊急事態を迎えた際に、こうしたテクニックや知識をぶっつけ本番で試すのは至難の業。せっかく、年に一回度の防災を意識するタイミングです。今回紹介したような、デジタルツールに関する防災訓練も、忘れずに実施しておきましょう。

 
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